お洒落なカフェ風の店構えですが、同店はそば屋さんです。店主 宮本恭介さんは、若い女性にももっともっと本格的なおそばを楽しんでほしいという思いでこのようなデザインにされたそうで、それが頷けるお店ですよ。店内も白基調の明るい空間で、スタイリッシュでクリーンな印象を受けます。厨房前にカウンター席があり、テーブル席は高い背もたれのソファーがあるゆったりした造り。女性の御一人様もしやすいのが有難い。夜は一品料理も充実しているので、おそばと一緒にお酒を楽しみにくるのも良いですよ。そばは二八と更科があり、どちらも細切りで喉越し良くキリッとしています。
●二色盛り(もりそば、更科そば)(1,250円)
2種のそばが楽しめるという嬉しい合い盛り。ほどよくエッジが立っており、喉ごし爽快。
●夏のひやかけそば(1,380円)
輪切りのすだちを浮かべてあるので、爽やかな柑橘の風味はもちろん、見た目も涼やかです。そばは二八でそうめんくらいの極細で、キリリとしておりのどごしが良い。口から喉をリレーする感覚は快感。涼しさを倍増させます。暑い夏に、おいしく涼を取れるオススメメニューです。
●つけ豚(マンガリッツァ豚使用)※数量限定
こんなそばがメニューにあることも!つけ汁には、なんとハンガリーの食の国宝と呼ばれる「マンガリッツァ豚」を使用。キュっと締まった冷たいそばを、豚の旨味エキスが映ったこのアツアツのつけ汁で。ですが、つけ汁で楽しむ前に、まずはおそばだけをそのままかお塩をつけて手繰るのが良いでしょう。
店主の冒険心と探究心が伺い知れる一杯です。
・そば湯
さらに、店主が和食ご出身なのでおつまみも充実しているのがポイント。お酒と一緒にどうぞ。
●にしんの旨煮
●なすのそば焼き味噌
素揚げにした茄子に白味噌を添えた一品。甘めでコクのある白味噌に焼いたそばの実が混ぜ込まれており、カリカリとと共に香ばしさが訪れます。
●ぎんぽうの天麩羅
ぎんぽう(ギンポ、銀宝)は、江戸前天麩羅のネタでは代表格。見た目はげんげに近いでしょうか。石川県で水揚げはされていても、地元ではあまり食べない魚です。
身が厚く、白身ですが味がしっかりしており、風味も良いですね。天麩羅という食べ方が、さらにその個性を引き立てているように思います。しいたけ、沖縄の四角豆と共に。
●そば茶のブリュレ