「まつや 桂店」石川県民食!金沢でまつやのとり野菜みそ鍋が(お店で)食べられるのはここだけ

料理: 6.0 その他: 6.0 ポイントについて
まつや 桂店 (まつや)
営業時間 11:00~14:00、17:00~22:00
定休日 無休
価格帯 700円~1,500円
訪問回数 7回

「まつやのとり野菜みそ鍋」と言えば、石川県民は冬に自宅で何度も何度も食べる定番中の定番料理なので、お店で食べることはまず無いと思いますが、お客さんが来たときのご紹介などにここは抑えておくと良いと思います。
金沢市桂町にあるここ「まつや桂店」は、金沢で唯一まつやのとり野菜みそ鍋が食べられるお店。昔はいくつかお店があったそうですが(お店の人談)、今はここだけになっています(※石川県かほく市にある株式会社まつやの隣にはレストランがありましたが、2017年5月21日に閉店しています)。場所は、金沢駅から港方面に向かう大通り沿いです。

ちなみにとり野菜みその歴史は古く、ルーツは江戸時代にまでさかのぼります。(まつやHPより引用)

まつや初代当主である松屋和平氏は、北前船の廻船問屋を営んでいました。過酷な航海で体を壊してしまう船乗りが“かっけ”にならないように、船上で栄養価の高い食事を摂らせることが必要不可欠で、これは野菜をたくさん摂取できるように考案した料理なのだとか。大豆と米麹から作る石川県の家庭味噌を基本に、香辛料などを混ぜ合わせた調味味噌で、日本人に昔から親しまれている伝統の味噌を現代人にも好まれるようにアレンジしてあるそうです。
昭和39年に「まつや」を創業した際、この鍋料理を、野菜や栄養をたっぷり摂るという意味から、「とり野菜みそ」と名づけてメニューに加えたところ大好評に。家庭でもこの味を楽しみたいという声に応え商品化。
今では石川県の食文化として根付いています。

商品名の「とり野菜みそ」の「とり」は鶏肉からではなく、本来は野菜や栄養を“摂る”という意味からきている言葉です。
メニューには鶏肉・牛肉・豚肉と3種類ありますが、石川県民宅では豚肉率が高いはずです。(私も自宅で豚肉派。牛肉はあまり聞かない気がします。)
お店でもいつも豚肉もしくは鶏肉を注文しています。鶏肉はぷりぷりおいしい~。しかし旨味エキスがしっかり出てくれるという点では豚肉が勝利。お好みでどうぞ~。もしくは合わせ技もOKです。
  

具は白菜と肉、千切り人参のみ。この風貌が石川県にとってはお馴染みですね。おうちで食べるときは、エノキダケやら豆冨やら、おあげさんやら、各家ごとに基本以外の具は異なりますが、お店では一番シンプルな感じで出てくるんです。
火を付けてグツグツしてからはあっという間に出来上がり!白菜がしんなりたら食べ頃~。

●豚野菜(1人前550円)

●とり野菜(鶏肉)(500円)

さらにピリ辛バージョンもあり。辛いといっても身体が温まる辛さで、食べるのにストレスになるわけではありません。オススメします。

こうじ味噌の深みと甘さは、お肉にも野菜にも相性抜群でもりもり進みます。ああ、やっぱりおいしいなぁ。ほっと胸を撫で下ろし安堵感に浸ります。食べ終える頃には体もポカポカに。
  

さらに〆にはおじや、ラーメンやうどんがあります。
●雑炊セット
豚肉のエキスが染み出た方のスープでおじや、最高です。肉と野菜の旨味が染み出たスープをご飯が吸収。それを玉子でとじる。おいしいに決まってますね。どれだけでも食べられそうです。

●追加ラーメン(150円)
予め茹でてあるラーメンなので、すぐに出来上がります。ソフトな麺で懐かしい味です。

一品料理には出汁巻き、鶏皮ポンズ、肉じゃがなどがあります。

●出汁巻き
ふるふるでおいしいですよ~

●鶏皮ポン酢和え
湯引きした鶏皮にさらしタマネギとネギを合わせポン酢で和えてあります。脂っこさがなくてあっさり。

●肉じゃが
こちらは安心感あるほっこりおふくろの味。

2人で食べに行ってもお会計2000円いかないのも有難い。おいしく野菜がたっぷり摂れて、体がポカポカ温まりますし、手頃なので常食にしやすいというのも、石川県の冬の定番として根付いた理由だと思います。
これが石川県民のケンミン食ッ!今年もとり野菜食べて元気に冬を過ごしたいですね。