(Seasonal News)初競りで5個5万円「加賀丸いも」ホテル日航金沢がプレミアムをGET!レストランでの提供を開始

まあるい形をした粘りの強い「加賀丸いも」、皆さんご存じでしょうか。今年平成29年11月10日に金沢市中央卸売市場で初競りにかけられ、最上級品である“プレミアム”5個(3kg)が5万円で競り落とされました。
ということは、1個1万円!すごい。(市場価格とは異なる)

これは能美市と小松市で栽培されている山芋で、大正時代初期から100年以上の歴史があると言われており、平成28年9月7日に農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に認定されました(石川県では初登録、全国では17番目)。
なぜ丸い形をしているのかというと、土壌に秘密があり。栽培が始まった大正初期にはデコボコした形だったそうですが、昭和9年に手取川の大洪水があってから、粘土質の田んぼに川砂が混ざり込んで土壌が変化してから、丸く育つようになったのだとか。それゆえ、このように育つのは能美市と小松市の一部のみです。

初競りにて競り落としたのはホテル日航金沢さんで、同ホテルでは11月16日より加賀丸いもを使ったお料理が提供されることになりました。
①11月16日~2月、30階のフレンチ「ラ・プラージュ」にてフレンチコース8,000円と1万円
②12月~2月、日本料理「弁慶」にて加賀丸いもランチ2,800円
③12月、中国料理「桃李」にて単品料理にて提供(加賀丸いもと腸詰のココナッツミルク煮 2,600円)
 

私は幸運なことに、初競りのプレミアム加賀丸いもをオープニングセレモニーにて頂くことができました。

お献立はシェフ九鬼善さんが創作。
すりおろしや短冊切りなど、和の食べ方ももちろん良いですが、今回はいつも食べているものとは違った調理法で全て作ってくださったので、食感や香りの違いを感じ取ることができました。揚げると香りが立ちますし油との相性も良い。パイ包みにして蒸し焼き状態になることでホクホクとした食感に。(レストラン提供コースとは異なる)

・アミューズ

・軽く炙った秋鮭とフレッシュな加賀丸いもを合わせて 根菜のサラダとケレスのビネグレット

・真鱈と白子のムニエル 加賀丸いものフラン 海のミネラルを閉じ込めたソース

・特選牛フィレ肉と加賀丸いものアンクルート トリュフの香るソース

・加賀丸いものガレット ベルギーショコラのガナッシュと河北生乳のグラス

・プティフール
見た目も加賀丸いも!

唯一無二の希少なブランド山芋。せっかくのお宝食材ですから、良いブランディングをして、皆さんに認知頂き、大切に味わって食べて頂きたいですね。