「金沢ワイナリー」町家のワイナリーが金沢市尾張町に10月11日オープン!金沢大地の井村辰二郎さんが手がける!

大規模な有機栽培農家として有名な「金沢大地」の井村辰二郎(いむらしんじろう)さんが、2018年10月11日、金沢市尾張町の町家に「金沢ワイナリー」というワイン醸造所兼レストランをオープンします。自社栽培のぶどうを使ってワインを作ります。2階はフレンチ農家レストラン「A la ferme de Shinjiro(ア・ラ・フェルム・ドゥ・シンジロウ)」として営業。

※今回は、店舗見学会にご招待頂き、そのあとは場所を移しての試飲会にも参加させて頂きました(お店はまだ工事中のため)。

金沢ワイナリーの場所は、近江町市場から東山に向かうまでの尾張町の大通り沿いです。井村さんは全国のワイナリーを巡られたそうですが、やはり立地という面ではアクセスが不便なことが多く、ワイナリーで飲酒できないということもあり、街の中での開業を決意されたそうです。確かにこの場所ならアクセス良い。
建物がいつの時代からのものかは分からないですが、鰻長屋の奥に長い造りで、古地図を見ても昔この辺りが長屋の多い場所だということが分かりました。

金沢ワイナリー(1階)

1階のワイン醸造所には新しいステンレスの樽が並んでいます。なんでも、この長屋独特の長細ーい造りが、実はワイン造りの工程上や衛生管理上も好都合だったとか。ぶどうは何年も前から石川県各所で栽培を開始しており、自社のぶどうを使ったワインを富山のセイズファームさんで数年前から仕込んでいたそうです(金沢ワイナリーは酒類製造免許を取得次第開業。10月開業を目指す)。ぶどうは金沢産のオーガニックキャンベルアーリー、穴水と珠洲でソーヴィニヨンブラン、ヤマソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネの5品種を現在栽培しています。

A la ferme de Shinjiro (2階)

ワイナリーをガラス越しに覗きながら2階へ続く階段をのぼると、立派な梁もそのままのレストランフロアに。名前は「A la ferme de Shinjiro(ア・ラ・フェルム・ドゥ・シンジロウ)」。金沢らしさを活かしてリノベーションをされています。壁は金沢らしく金をイメージしたのかと思いきや、なんと珠洲の珪藻土、穴水の赤土、河北潟干拓地の粘土を使いテロワールを表現

金沢ワイナリーさんのワインはもちろん、各県の日本ワインも準備。醸造所併設だからこそ準備できるベビーワインもこのレストランで飲めるようにするそうですよ。