【川端れんこん】神秘的な美しさ!蓮の花が咲く時期は独特な香りが体感できる。トップシェフ御用達の蓮根が金沢に

星付きレストラン、トップシェフご指名の蓮根と言えば、金沢市の干拓地にて加賀れんこんを生産をする「れんこん専門農場 蓮だより」川端崇文さんの蓮根です。通称“川端れんこん”と呼ばれています。金沢が誇る珠玉食材です。

何度か畑の見学にお邪魔させてもらっていますが、今は蓮の花が咲く最も見応えがある時期なんです。念願叶ってこの短い限定時期に訪問できました。
さらにお花が咲く時だけ限定で体感できるのが“香り”。蓮の花はとても独特な香気を持っており、品があって癒されるような、なんとも比喩し難い不思議な気持ちにさせてくれる甘い香りがします。

川端さんに解説をしてもらいました。


仏教では”極楽浄土の花”と言われる通り、とても神秘的で高貴な雰囲気。泥地から真っ直ぐ伸びた茎に、大きな一輪の花を咲かせます。
川端さんの畑で育てる蓮根は、品種的に純白の花が咲きます。

ちなみに観賞用の蓮は、蓮根になる部分が細くて食用にはならないそうです。
蓮って本当に不思議な植物で、丸みを帯びた大きな葉ですが、開く前はクルクルと2方向から巻いて収納されていて、成長段階によって全く異なる姿が見られます。蓮の実が入った「蓮台」は、蜂の巣のような形をしているのもまた不思議。
葉は日本料理店でもこの時期は季節の演出として出てきますが、ご存知水滴を弾き、その現象は「ロータス効果」と呼ばれます。

夏の時期は地中で蓮根が育つ時期なので、出荷はまだ少し先。
ちなみに川端れんこんは、一番フレッシュな状態でレストランで提供できるように、朝まだ暗いうちからレンコン掘りが始まります。真っ暗な中で、夏も厳しい冬も作業をされており、その熱意とご苦労には頭が下がります。
畑は無農薬なので、ザリガニやスッポンが生息。美味しさはご努力の結晶で、本当に別格の美味しさなんです。

  
(以下、写真ギャラリー)
一面に広がる蓮畑が美しくて時間を忘れました。


独特な、とてもいい香りがします。

風に揺れる白い花は幻想的。いつまでも見ていられます。

傘にできるくらい大きい葉

蓮だよりHP
https://lit.link/hasudayori