竹葉「いか純米」イカに合う日本酒、海の酒蔵「数馬酒造」が発売!能登町小木は日本有数のイカ水揚げを誇る漁港

“竹葉(ちくは)”で有名な「数馬酒造」は能登町宇出津の港にある酒蔵。2019年5月26日に発売開始した酒が“いか純米”という、もう名前から気になってしょうがないやつだったので早速蔵に向かいました。

ラベルにもイカがスイーっと泳いでいて涼やか。酒米は能登産の五百万石を100%使用。能登海洋深層水を仕込み水に用い、能登の海藻から抽出した“Misaki酵母”を使用するという、波の音が聞こえて来そうなお酒。しかもこのあたりの小木漁港は、日本有数のイカの水揚げで有名な場所なので、数馬酒造がつくる意味を大いに感じます。


冷をグラスにそそぎ香りをこもらせると、はちみつを思わせる華やかで甘い香りをよく感じることができます。気品ある女性的な酒という印象。

温度帯によって味わいが異なり、それぞれのイカ料理に合わせることができるということで、いろいろ(料理は即席ですが)試してみました。

冷酒だとほんのりと苦味があり、重厚で輪郭もあるので、香ばしく焼いたイカやイカの麹漬けにぴったり。
イカの刺身には常温がぴったりきます。空気に触れて甘さが開いたイカの刺身に、米の甘みと酸味が調和。透明感もあるので、なんだか口の中が能登の海。ゆらゆらと波に揺れる海藻、そしてイカが泳ぐ光景が思い浮かびます。
イカの煮付け、イカ大根やイカと里芋の煮物など、こってり甘い味付けには冷か、角が取れて丸みを帯びた熱燗も良い。
いろんな温度帯で試すのが楽しい。