金沢のメギスが目からウロコ!石川県は水揚げ量日本一!メギス料理人が15(フィフティーン)になりメギス熱アップ!各店でメギス料理を提供

(※2019年5月21日開催の第1回目の記事に、9月24日開催の第2回目の内容を加筆してあります。)
金沢市が本気で取り組んでいる事業のひとつに“魚”に関することがあります。金沢市では2017年から「金沢の魚のおいしさを熱く語る懇話会」を発足し、漁師さんをはじめとする漁業関係者、市場関係者、さらに料亭さんや寿司店さんといった飲食関係者、私も発信者の代表としてディスカッションに参加しておりました。魚種が多くおいしいことは幸せなことでありながら、逆にブランディングがしにくいのがネックとして挙げられます。そんな中、金沢人気ナンバーワン居酒屋いたるの店主石黒格さんから出た意見が、大衆魚のひとつ「メギス」のブランディングです。前回2019年5月21日にキックオフした第1回目が「メギス料理人6人衆」が提供するメギス料理企画でした(6月に各レストランで提供)。7月と8月は底引き網漁が禁漁の時期で、9月1日にまた底引き網漁が解禁されメギスも食べられるようになります。今回は第2回目として、9月24日に「メギス料理人15(フィフィティーン)」と題し、15人の料理人さんがそれぞれの料理を披露しました。料理は各お店で2019年10月1日から31日まで提供されます。
ちなみに、メギスの水揚げ量は、石川県が約850トンで全国1位(全国の3割のメギスが石川県で獲れています)。

(農林水産省:海面漁業生産統計調査 2017年より引用)
都道府県別 1位:石川県 846t(漁獲量) 29.9%(シェア)
市町村別 3位 金沢市 272t(漁獲量)10.0%(シェア)

メギスは市場でも安価で買いやすい大衆魚です。しかし近年の肉食からの“魚食離れ”もあって、少し距離ができてしまった魚のひとつかもしれません。能登の実家では、つみれや塩茹で、姿焼きで結構食べた思い出はありますが、そういえば金沢でそんなに食べた記憶がないかも?しかし、おいしい魚ということは認知されています。ただ、身がスリムなので自宅で捌くとなるとなかなか大変。お刺身や加工調理をする場合はやっぱりプロの技が必要。もっとおいしく、そして身近に食べる取り組みをしていこうということで、この企画は始まりました。(メニューは下記)。
せっかくプロジェクトを立ち上げるならば、どこにも負けないメギス料理を探求して、日本一おいしいメギス料理が食べられる街として認知されるべきだと思います。
金沢への旅行に“食”“グルメ”は欠かせません。むしろ一番の楽しみとして期待されている方が大半かもしれません。メインは魚介類で、何と言ってもカニやのど黒、ブリは主役。ドーンとサイズ感もあってお値段も張るわけですが、やっぱり食べたい。メギスは大衆魚なので、これを目的に来られる方はいないでしょうが、例えば回転ずしや居酒屋さんの一品にあって、おいしさが認知されたら金沢の魚の底力に説得力が増すはずです。

「メギス料理人15」のメギス料理

下記の15のメギス料理は各店舗にて、2019年10月1日(火)〜31日(木)まで食べられます。
お問い合わせ:金沢市農業水産振興課(076-220-2213)




(1)「金澤メギスの梅春巻き」 いたる本店(代表:石黒格さん)
メギスプロジェクトの発案者でもある、いたるさんの考案料理です。
この料理は大人向け肴メニューとしてではなく、お子さん連れのファミリー向けだそうです。春巻きでメギスのミンチや長芋を巻いてあり、アクセントに梅の風味が引き締めます。メギスってこんな味なんだよ。と教えられる料理。食育にも一役買っていますね。

(2)「メギス蓮根万十」 わ食場はす家 金澤駅前店(店主:土肥淳一さん)
はす蒸しを思わせる、はす家さんの強みを活かしたメニュー。中は蓮根と長芋なので、ふわっとした食感がメギスのやわらかさに同調しています。淡く上品な味付けがメギスのおいしさを引き立てます。

(3)「メギスの昆布じめ」 近江町食処 鮮彩えにし(店長:村井保夫さん)
オーソドックスですが地酒を合わせたくなる一品。白身のお刺身だと軽快で辛口な爽酒タイプが良いですが、昆布締めだと石川らしい醇酒タイプも合わせられます。

(4)「メギスの黄身焼き」 近江町海鮮丼家 ひら井 いちば館店(代表:平井慎太郎さん)
卵黄の味が強いかなと思いましたが、上品に仕上げてありました。

(5)「メギス焼きびたし柚子胡椒風味」 割烹むら井(料理長:船本雅也さん)
香ばしさが移った出汁、柚子胡椒の風味、おろしのさっぱり感、メギスの淡い味にぴったり。

(6)「メギスまるごとフライ」 金沢寿司割烹 魚匠庵(料理長:高嶋とおるさん)
どーん!と登場する姿揚げに胃が騒ぐ。迫力あってごちそう感あります。衣に包まれているので身がふかふか。

(7)「アスパラのメギス捲きと黄ニラのXOソース炒め」 ANAクラウンプラザホテル金沢中華料理 花梨 (料理長:佐藤裕一さん)
アスパラのメギス巻きを手作りのXOソースで香り高く炒めた一品。シャキシャキとふんわりの2つの食感。

(8)「メギスの押し寿司」旬彩和食 口福 (中里知さん)
身の大きめの新鮮なメギスをバッテラ風の押し寿司に。白板昆布でメギスの淡い美味しさを引き立てます。薬味が混ぜ込んであって良い風味。

(9)「メギスのブニュエロ」 コメール・マル・イ・モンターニャ(大橋督人さん)
干し鱈を使ったバルセロナ定番のタパスをメギスを小骨ごと使用。ふんわりエアリーでいくつでも食べられる。うまい!!

(10)「メギスのコトリアード」 タパスエバールぶどうの木(米田岳人さん)
メギス1本にインパクトがありますが、実は2匹使用していて、メギス中にメギスを使ったムースを詰め白ワイン生クリームで仕上げてあります。

(11)「酢〆したメギスのオイルパスタ」 オステリア・デル・カンパーニュ(蓮見慎吾さん)
酢〆メギスをソテーし、カラスミ・アンチョビ・ニンニクのソースに絡ませ自家製パスタキッタラで。

(12)「メギスのコンフィー」 Da TAKE(大久保良太さん)
低温のオリーブオイルで長時間ゆっくりと煮込み、骨まで柔らかく仕上げたメギスを石窯で焼き上げる。

(13)「めぎすのバジル風味のカダイフ包み揚げ」 金澤プレミナンス(川本紀男さん)
コンフィのメギスとバイ貝、野菜を混ぜ合わせてカダイフで包み揚げ。弾けるカダイフのサクサク食感に、バイ貝の跳ね返す食感がアクセント。

(14)「メギスとパイナップル特製マヨネーズの薄皮包み揚げ」 菜香楼新館(魏賢耀 ギケンヨウ)
メギスとパイナップルをマヨネーズソースで和え、中華オブラートで包んで衣をつけて揚げてあります。中がとってもクリーミーで懐かしい味。

(15)「メギス・デ・エスパーニャ」 アロス(コシネロ:石浦隆史さん)
頭から尻尾まで、骨も砕いて、バスク地方のテイストのポタージュに。メギスの旨味が凝縮されていて、これはさすがの仕上がりでした。

ぜひお試しください。