笠原将弘(かさはらまさひろ)さんの日本料理「賛否両論」が2019年11月4日に金沢にし茶屋街にオープンします。
オープンに伴いご挨拶の会が「ル・グリル ドミニク・ブシェ 金沢」にて2019年9月7日開催されました。
「賛否両論」は2004年に恵比寿で創業し、今年2019年で15周年を迎えました。笠原さんの料理のコンセプトは、高級食材を使わずに、一流料亭で磨いた技術とセンスでおいしい日本料理に昇華させるということ。料金はリーズナブルで、恵比寿のお店のディナーも「おまかせコース」が料金別で、6900円と9500円の2種類です(税込、サ別+10%)。今回もペアリングありで会費は1万円でした。
風情あるにし茶屋街での11月のオープンが楽しみです。
金沢店の料理長になるのは、現在名古屋店の副料理長である渡邊健斗さんです。
(現名古屋店の料理長の丹下陽介さん↓)
今回は「賛否両論」笠原さんと、「ドミニク」の吉田能シェフとのコラボレーションにてディナーコースを頂きました。
●アミューズ 真鯛のカラスミ塩昆布醤油
これが1番好きでした。笠原さんのスタイルでお刺身は醤油に山葵でない味わい方で。鯛には、小さい角切りの自家製カラスミ塩昆布醤油をのせて、塩気と旨味を寄り添わせてあります。
お造りに合わせるのは日本酒ではなくオーストラリアの「SASHIMI(サシミ)」という名前のワイン。スッキリ白身に合う。
●前菜 燻製鰻・フォアグラ・茄子のテリーヌ 賛否両論のジュレ
ドミニク吉田シェフのテリーヌに、ジュレは笠原さんの鰹と昆布を用いた出汁のジュレ。ペアリングはお米の甘さが感じられる白藤酒造さんのお酒。鰻とフォアグラを包み込みます。
●椀物 海老真丈 松茸
ペアリングは笠原さんの椀物に合わせてつくった酒、愛知県の「空」で有名な関谷醸造さんのオリジナル酒を。
●魚料理 平目の柚庵焼き さつまいもレモン煮
笠原さんの柚庵焼き。ソースはレモン・ケッパー・セミドライトマトで酸味を効かせて。アールグレイの茶葉を合わせたさつまいもレモン煮が、風味立体的で美味でした。
●肉料理 “まぐれ鴨”
フォアグラを取ったあとのマグレカナールの胸肉のカカオマリネのローストに、賛否両論の牛蒡ソースを。油っ気なくてあっさりした鴨ですが、牛蒡のふくよかな風味のソースで豊かな味わいに。和食らしさも覗かせる。かほくのビオレソリエス、菊芋のニョッキ。
●鰻と焼木の子の炊き込みご飯
●賛否両論のあんみつ
大葉のシャーベットがのったさっぱりあんみつ。2種の葛餅、秋のフルーツ入り。
●小菓子 白味噌チーズケーキ 胡麻チュイル 抹茶とココナッツ
【日本料理 賛否両論 金沢】
※オープンは2019年11月4日です。
住所: 石川県金沢市野町2-86-1 にし茶屋街
電話番号: 076−243−6630
https://www.sanpi-ryoron.com/