地鶏専門居酒屋チェーン「塚田農場」が8月3日に富山にオープンとなりました。5月は福井、6月は金沢、そしてこの8月は富山と、北陸に次々と出店しています。福井店は1ヶ月先まで予約が埋まっている状況がずっと続いているそうですし、金沢店（駅西口）も連日の盛況です。富山店は富山駅から目の前にあり、金沢店同様駅からのアクセス抜群です！こちらも大盛況間違いなしでしょう。席数は66で、他の塚田農場よりはちょっとコンパクト。
塚田農場さんと言えば、自社養鶏場を国内（北海道、鹿児島県、宮崎県）に建設され、良質で安全安心な地鶏を提供できることが強み。契約農家さんとの連携もバッチリ。北海道の“新得地鶏”や宮崎県の“みやざき地頭鶏”などそれぞれのブランド地鶏別に店舗を分け、首都圏関東エリアを中心に展開しています。生産者との距離が近く、高い素材力をウリにできるというのは企業努力の賜物ですね。ちなみに、日本国内に流通する鶏肉の90％が若どり（ブロイラー）と呼ばれる外国鶏種で、地鶏の割合は1％なのだそう（その他は銘柄鶏）。数字で見ると地鶏がいかに稀少なのかが良く分かります。
富山店で提供される地鶏は「黒さつま鶏」。鹿児島県の黒牛と黒豚に続く第三の“黒”ブランドで、鹿児島県内で飼育されてきた天然記念物薩摩鶏と在来種を掛け合わせて生み出された地鶏です。のびのびとした環境でできるだけストレスを与えずに、さらに無農薬の餌で育てられているからこそのおいしさがよく感じられるはずです。
メニューはたくさんあるので、何を頼もうか迷ったら名物の「黒焼」からどうぞ。
●黒さつま鶏 もも焼 / 黒焼（中1220円、大1890円）
豪快に炭火で焼き上げる塚田農場名物です。炭のいい香りとジュージューと耳をそばだてるおいしい音と共に登場します！肉質に弾力があり、噛むほどにおいしい旨味エキスが口の中にほとばしります。それがソースのような役割を果たし、う、うまい。これをアテに飲むお酒も最高。
また、塚田農場さんと言えばシーズンメニューも激アツなのですが、夏限定メニューも注目です。（提供期間 2017年7月初旬～8月下旬）
特に注目は、宮崎伝統野菜である「佐土原なす（さどわらなす）」です。
なんでも、栽培が難しく幻となっていたナスで、保管用のタネから４粒だけ発芽したものから復活させたそうです。夏の日差しで水分が抜けてしまわないように、午前中の限られた時間でしか収穫しないそうです。見た目では長さが特徴的ですね。
●佐土原ナスのバター醤油焼き（480円）
箸切れも良くやわらかで、口の中でもとろけるような感じです。とっても雑味のないピュアなお味ですから、このシンプルな調理法が最高です。
●丸々一本 佐土原ナス焼きびたし（650円）
一本まるごと炭火焼きにして、皮をむいて出汁に漬け込んであります。かつお節、そして針生姜と一緒に。お出汁が良い加減でいいお味。ひんやりしていてサッパリ頂けます。美味！これは必ず注文したい。
●ケールサラダ（680円）
ケールと言えば青汁！飲みにくいという印象しかありませんでしたが、このケールは苦味なくて驚きでした。生命力を感じる味の濃さはありますが、嫌な苦みはないですね。いや、おいしくてびっくり。
ワイワイ楽しい雰囲気もさすが塚田農場。宴会利用にも日常使いにもバッチリです。
おいしい地鶏料理と楽しいお酒で疲れ吹き飛ぶ。明日への元気チャージにぜひ。
＜店舗情報＞
店名：鹿児島県霧島市塚田農場 富山駅前店
住所：富山県富山市桜町2-1-10 陽光堂ビル1階
電話番号：050-5281-8586
営業時間：17:00～24:00 （L.O.23:00）
