野々市市にある薪窯のパン屋さんで、お店のビュジュアルから「お!なんか違うぞ!」という雰囲気を漂わせているのですが、本当に期待を裏切りませんね。2016年2月にオープンしてからというものリピーターも多く連日盛況。一度食べたら自慢したくなる気持ち、私もよく分かります(笑)だっておいしいもの。外観はスタイリッシュで、大きなガラス張りになっており、中の様子が良く見えます。一見、美容院か雑貨屋店、もしくはパティスリーのように見えます。場所は金沢の中心部から離れ、野々市市イオンタウン近隣の道路沿いにあります。そのため頻繁には行けないのが歯がゆいところ。しかしながら店前に駐車場スペースを広く取ってあるので、車でのアクセスはしやすいですよ。
店名は「NiOR」(ニオール)と読みます(※Noir(ノワール)ではありません)。店主は丹尾(にお)淳二さん(だからニオールなんだろうと思います)。店内には大きな焼き釜が鎮座しており存在感を放っています。手前の1台は熱源が薪ですから、炎が窯の奥でメラメラしており、ナポリピッツァの窯のようです。パンが焼けている様子を遠目で見ているだけでもぅおいしい。
私がパン類が素人なので、詳しくおいしさの解説ができないのが本当に申し訳ないです。でも、とにかくここが一番好き。
(最終訪問 2019年11月19日 火曜限定ナポリタンサンドイッチ追記)
レジ横には「クロワッサン」や「パン・オ・ショコラ」が並んでいます。売り切れ必至ですのでGETできたらラッキー。(ショーケースの中にありますのでお店の方に取ってもらってください。)クロワッサン生地にはフランス産バターを使用。生地はサクサクはらはらと繊細な食感で、さらに上質なバター感に、う、うまい。「パン・オ・ショコラ」は、ヴァローナ社製のショコラ入りです。
●ナポリタンサンドイッチ(火曜限定)※お一人様1個まで
ずっと食べたかったやつ。やっとGETできました。
このパンの販売は毎週火曜のみで、数量が限定でもあるので、タイミングを狙って訪問しなければ買えません。人気ですからお早めに。
ナポリタンをピタパンに詰め込んで半熟の目玉焼きもオン。これは食指が動く〜。
手に持つと重みが伝わり、けっこうしっかりボリュームがあることがわかります。しかしながら袋状のピタパンに入っているので、手に持って食べられるわけですね。ソフト麺に絡むトマトソース、そしてピーマンの苦味にソーセージの旨味。これって老若男女、日本人がみんな大好きナポリタンですよね。そこに半熟たまごの卵黄がソースのようにとろとろ絡む。う、うまい。
●タルトフィン オ ポム
デニッシュ生地にりんごのスライスをのせた薄焼きのタルト。
●ヴィエノワーズ ほうじ茶(写真中央↑)
ほうじ茶のクリームたっぷり。馥郁たる香りが広がります。
●シェフのきまぐれ(キュリー)(奥の長細いパン)
キュリーとはカレーのこと。表面にはスパイスがまぶされていておいしそう。トラディション生地にウインナーやアーモンド、カシューナッツ、クランベリーなど練りこんで焼き上げた細長いパンで、食べ進めるとゴロゴロした食材が次々に現れます。これはワインが飲みたくなるやつ。オススメ!
●パン オ キュリー
一言で言う大人のカレーパン。インド出身のナビンさん特製のカレー入りです。具がゴロゴロ。さすがにスパイスの風味がいいですね。いつものカレーパンではなく、インドカレーレストランのフレッシュな鮮烈なスパイスの風味がいい。
(過去訪問にて)(撮影許可あり)
「クロック」(写真右)は、ホワイトソース、ハム、オニオンスライス、グリュイエールチーズのトッピンングからしてそそられますが、ライ麦100%のパンがまずとびきり美味なんです。香ばしくてサクサクしているのですが、咀嚼するともっちりに。ああ、おいしい~。
他、「チチニエッリ」は、チャバタ生地にしらすとドライトマトとバジルを練り込んであります。チャバタはイタリア北部発祥の「スリッパ」という意味を持つパンで、使用する水は多め。むっちりしていてみずみずしく、風味も感じられ、なんだかパンが活きている感じがします。「トラディション ショコラフランボワーズ」は、生地はずっしりしておりむっちり食感で、後引く自然な甘さがあります。ショコラはビターで甘さ控えめにまとまっているのですが、クランベリーのジューシーな甘さで、可憐な大人の味に仕上がっていました。