「のど黒めし本舗 いたる」ひつまぶし方式3段階で味わう。最後はのど黒の骨から抽出した白濁スープをかけて。観光客さん多し

料理: 6.8 その他: 6.8 ポイントについて
のど黒めし本舗 いたる (のどぐろめしほんぽ いたる)
営業時間 12:00~14:30(L.O14:00)、17:30~20:30(L.O.20:00)
定休日 日曜 日・祝連休の場合は月曜定休
価格帯 のど黒めし(税込3,300円)
訪問回数 7回移転後2回、移転前5回

「金沢に行くなら絶対行きたい」と人気の居酒屋「酒と人情料理 いたる」が展開する“のど黒めし専門店”です。「いたる本店」は大将石黒格さんが1988年に創業した居酒屋で、魚の質の高さとおいしさで地元でも超人気です。
ここ「のど黒めし本舗いたる」はのど黒めしをメインとして提供するお店で、2015年3月14日北陸新幹線金沢開業の日にオープンしました。お客さんは観光客がとても多いです。
(柿木畠から場所を移動し、2021年2月23日に香林坊に移転オープンしました。「香林坊いたる」のお隣です。場所注意です!!
のど黒めしがメインのお店ではありますが、私はサイドメニューが美味しくて好きです。

店内は、大将のご実家である民宿の欄間や調度品を配して“旅籠”をテーマとしたそうです。1階と2階フロアもあって、前店よりもキャパは1.5倍になりました。

(2階↓)趣のある店内。和紙のランプシェードも味がある。

梁のある高い天井が空間を広く感じさせます。

そして同店は、「ジョジョの奇妙な冒険」(作者: 荒木飛呂彦 氏)の「JOJO nicle(ジョジョニクル)」に掲載されています。

これまで、東京・大阪・長崎で開催されて30万人以上が来場した「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋 金沢」が、2022年4月30日(土)~2022年5月28日(土)に金沢21世紀美術館にて開催されるということで話題に。同誌は、長崎会場・金沢会場のために描き下ろされた公式ビジュアルを含む、展示イラストを収録した公式図録本なのですが、金沢の観光スポットと飲食店も紹介されており、その1つが同店というわけです。

のど黒めし本舗いたるの名物「のど黒めし」

●のど黒めし(税込3300円)

蓋を開けると湯気と共に登場するのど黒にテンションが上がります。表面を炙ってあるのも食欲を刺激。


食べ方はひつまぶし方式で、まずはそのままで味わいます。


のど黒切り身をご飯に並べ、珠洲の塩を振ってバーナーで炙ってあります。“白身のトロ”と言われるだけに、身に脂を蓄えているため、炙って滲み出した脂がご飯に絡みます。また、ご飯には白山の吉田さん製のお味噌を加えているため、発酵食品のコクが旨味の濃いのど黒に好相性です。

お次は薬味をのせて。

最後は、のど黒の骨を煮詰めて抽出した白濁したスープをかけて頂きます。

旨味がギュッと凝縮されていますが、魚なのでしつこくなく後味がさっぱりとしています。


味変しながら最後まで楽しめます。

のど黒めし本舗いたるのサイドメニューもすごい

メインののど黒めしの他に単品メニューもあります。のど黒塩焼き、のど黒揚げ出し、のど黒だし巻きなどののど黒料理。さらに珍味など、お酒が進んでしまうものが揃っています。
●天狗舞蔵出しミニタンク
天狗舞の車多酒造さんの酒蔵直の生純米酒で、提供はいたるグループでのみ。120mlオリジナルグラスで頂くことができます。これはお酒好きなら絶対に飲んで欲しい。生酒はアルコール分が高めで酔っぱらいますが、このフレッシュなおいしさは格別です。

●金時草 酢の物
加賀野菜の一つ金時草(きんじそう)の酢の物。こういう地物食材のメニューがあるのも良いですね。

●珍味三点盛り
珍味は、ホタルイカの沖漬け、カニ味噌、イカの黒作り(季節によって異なる)など。

●のど黒出汁巻き玉子
「いたる本店」の出汁巻きはふるふる繊細で大好きですが、ここではさらにのど黒の出汁で作ってあるというスペシャル。のどぐろの繊細で濃い出汁がマッチ。おいしさに目尻が下がります。ああ、幸せ。
外食文化研究家 あすか
●骨せんべい
骨ももちろんのど黒のを使用。太くてしっかりしているので、骨々しいかな~と思いましたが、太い骨には包丁を入れてあって、低温でじっくり揚げてあるのでサクサクです。
外食文化研究家 あすか
●柚子シャーベット

「いたる本店」金沢最強居酒屋といえばここ!ドーンと木桶盛りお造りはマストオーダー ここだけ限定の天狗舞蔵出しミニタンクと共に