気取らない雰囲気で人気の金沢市新神田にあるすし店。コースではなく、カウンターで好きなものを「コレとコレと」と注文するタイプのすし店、時折行きたくなりますね。そのタイプのすし店の中で有名店のひとつ。人気の理由は、まず大将の明るいお人柄。さらに、握りはネタの大きさにびっくりするものもありますが、質の良さにも驚くはずです。さらに特徴的なのは、店主のお人柄そのままと言える企画モノのすしなんです。思わず笑っちゃいますよ。
お店は郊外にあるので車でのアクセスは必須ですし、しかも場所は目立たず民家の並びの一角にあるので、たどり着くまでの難易度が高め。初めてなら迷うはず。しかしこのような立地でもいつも混み合っていて、ネタに信頼感があためでしょう、長年地元客に人気です。
店内はこれぞすし屋という雰囲気でカウンターにネタケースがあり、いたる所に芸妓さんの千社札が貼ってあります。みなさん常連なんですねぇ。
(最終訪問 2020年10月5日)
お酒が進んじゃうヌタからスタート。
お刺身をおまかせでお願いしたら、次から次へと出て来ちゃいます(笑)。何気にいいものが出てきて意表突かれます。
そしてすしです。
すしもおまかせにすると握りがどんどん出て来ますので、量が食べられないようであれば好きなネタを注文すると良いと思います。シャリはやわらかめです。
個人的には、甘エビからのガスエビ、子がたっぷりのボタンエビの流れが最高でした。(その他の魚も同時にたくさん笑)鮮度が良いからこそのぷっちぷちの卵。
お味噌汁はどれを注文しても具が大盛り。こんなしじみ汁見たことがない。
“企画ものすし”で一番フォトジェニックなのがイクラ軍艦です。イクラがタワー盛りなので、思わず「ひええええ」。イクラはぷっくり艶やかであっさりした醤油漬けではなく、ねっとり塩味しっかりタイプなのですが、そうじゃないとタワーにできないので納得です。ともかく見た目でノックアウト。
さらに、イクラが比率的に多いので、お願いしたらシャリの替え玉をくれます(笑)
このようにシャリだ来ますので、この上にセルフでのせてください。
カッパ巻きも普通じゃありません。作っている農家さんが少ない、細いきゅうりをそのまま巻いてあるんです。いつものカッパよりも一層ぽりぽり感があっておいしい。
うなぎの手巻きは、中のうなぎが熱々で持てないくらいです。シャリが見えなくてうなぎののり巻きみたいな感じですが、シャリはちゃんと中に入っています。
やたらインパクトあるお店で、店を後にしてからもなんだかじわじわくる(笑)ぜひ一度冒険しに行ってみてください。