「ペルケ(PERCHÉ)」ひがし茶屋街の路地裏にハイレベルなピッツェリアあり!要注目店

料理: 8.0 その他: 7.5 ポイントについて
PERCHÉ (ぺるけ)
営業時間 18:00〜0:00
定休日 水曜
価格帯 マルゲリータDOC(2350円)、サルシッチャ・エ・フリアリエッリ(2700円)
訪問回数 6回

かなりハイレベルなピッツェリアが東山にあります。注目店。
金沢の観光名所であるひがし茶屋街のメインストリートを横目にして、裏路地に入ると見つけることができる町家が同店。東山の趣にマッチする佇まいで、凛とした白い暖簾がかかっています。オープンしたのは2014年3月のこと。

店内で存在感を放つのは、ナポリから輸入したスカイブルーのピザ窯です。店主はナポリで修行をした中村さんで、そのスピリットがピッツァや料理から伝わります。お客さんには同業者(料理人)も多く、こだわりと美味しさへの信頼の厚さが印象付けられます。

窯に薪をくべて炎を調節し、手際よくピッツァ生地を仕上げて窯に入れ、次々焼きあがるライブ感に胃袋もソワソワ。

一枚板のカウンターには、ところどころに彫刻が埋め込まれており、こちらも必見。
“恋”と“来い”にかけて鯉や、幸せを運ぶテントウムシ、四葉のクローバーなど、見つけたらハッピーになれます。

テーブル席もいくつかあります。

●モレッティー

ピッツァは迫力ある面の広さ焼き上げ、提供の際にカットしないポリシーが好き。
具材からのエキスやソース、チーズが流れ出さずに、一番美味しい状態で口に入れることができます。
素焼きの香ばしさが鼻腔を抜け、生地のもっちり感と温度、一呼吸置いて塩気で引き立つ甘さ、具材とそのジュが合わさっていくという、シンプルなのに段階的に美味しい。
素朴だけど奥深い、それがナポリピッツァ。
(※ピッツァは生き物なので、写真は手早く。すぐに食べましょう。)

(2023/4/30 訪問にて)
●フレッシュモッツァレラのインサラータカプレーゼ
イタリアから生のまま空輸した水牛モッツァレラは、フレッシュでミルキーな美味しさ。頬擦りしたくなるほどつるつる。

●イタリア産サラミ、セルバティカとプロシュットクルード 2人前盛り合わせ
どちらも現在輸入禁止のため、イタリア産は激レア。在庫限りです。注文があってから一枚一枚丁寧にスライスし、切り立てで提供。貫禄のある味わいで、旨味の広がりと余韻がすごい。

●本日の焼き野菜(1人前950円)
ピッツァ窯で焼き上げる焼き野菜。茄子、ズッキーニ、新じゃが、カブ、新玉ねぎ
新じゃがはしっとり焼き上がっていて美味でした。

●ビスマルク(3000円)
カポコッロ(豚首ハム)、半熟玉子、アスパラ、ベシャメル
豚首のハムが表面を覆っており、見た目からインパクトがあって、想像しているビスマルクとは違い、とても繊細な美味しさに驚きがありました。これは絶品だ!
ふんわりとベシャメルの中に隠れているのは、ふるふるの半熟玉子で、ハムの旨みとアスパラのジュが重なり、口の中が夢心地。アスパラの緑の風味も効果的に美味しさに貢献している。

(2023/3/21 訪問にて)
●イタリア産サラミ、セルバティカとプロシュットクルード 盛り合わせ
一人前の盛り合わせにしてもらいました。
これが食べられるなんて、本当にありがたい。

●ビスマルク

(2022/7/3訪問にて)
夏限定のピッツァで、ズッキーネとマイス(トウモロコシ)が出ていました。どちらも魅かれましたが、1人だったので両方食べる訳にはいかず、迷った挙句ズッキーニにしました。
●ズッキーネビアンカ
これは想定外の美味しさでびっくりしました。
ズッキーニの淡い味わいに合わせるように、軽いベシャメルを引いてあり、ソースとズッキーニのジュが合わさって美味しさとして昇華。これはすごい。サルシッチャのさっぱりとした塩気と旨味もアクセントに。
雅な薄甘さ、夏の青い味わいという繊細さをピッツァで堪能できるとは。

(以下、写真ギャラリー)

●モレッティー

●アペロールスプリッツ
イタリアのド定番カクテル、アぺロールのスプマンテ割り

●フレッシュモッツェレラのインサラータカプレーゼ
イタリアカンパーニャから毎週生のまま空輸のフレッシュな水牛モッツァレラとトマト