「志げ野」ベテランの貫禄が光る!任せられる安心感。地元の旬食材アラカルトで食べられる。特に新いくらの時期は通います!

料理: 7.2 その他: 6.8 ポイントについて
志げ野 (しげの)
営業時間 17:00~2:30(日祝 17:00~22:00)
定休日 連休最終日と月2回日曜
価格帯 5,000円~10,000円
訪問回数 12回

金沢の繁華街に暖簾をかける割烹料理店。肩肘張らない雰囲気で、旬の地物をアラカルトで楽めます。料理は季節食材の魅力を引き立てた料理で、大将のベテランの貫禄が感じられます。1軒目として日本酒を飲みながら大将のおまかせで食べ進むのも好きですが、2軒目に寄っていくつかすし握ってもらってシメにするというのも良い。
席数は全部で70ほどあり、そのうち60席は掘りごたつなどの小上がりですが、オススメはやはりカウンターです。良いネタや食べたいものを相談しながら注文できるのがいい(※点数はカウンターにて食事の場合)。個室は宴会利用にも心強いです。



  

絶品 旬の新いくら

どの季節も好きですが、一番回数通ってしまうのは新いくらの時期。同店のいくらは絶品。特に一番皮が薄い9月が最高で、皮がやわらかくて舌に優しく当たり、プツッと弾けてシャリに雪崩れ込み、溶け合っていくのがたまらなくうまい。絶妙な出汁醤油の加減も素晴らしい。まずはそのまま頂き、お次は握りとして頂いています。


志げ野の魅力

ふらっと2軒目使いでカウンターで、こういう風に訪れられるのも志げ野の好きなところ。結局、ふらっとのつもりが結構食べちゃうのですが。旬のお造りや季節の小料理、定番のアレなど注文して、最後は握りを「コレとコレで」と注文。私は〆はいつも皮くじら赤出汁にしています。

●鰭酒

●お造り
燃えるように赤い身の七尾の赤西貝は、コリコリとした歯ごたえが美味。

●鮪山かけ

●出汁巻きたまご

●握り





●皮くじら味噌汁
〆として注文している皮くじらとゴボウ入りの赤出汁です。皮くじらの脂は豚よりもあっさりしていますが、豚汁に似たニュアンスでしみじみと懐かしみを覚えるうまさ。ゴボウの地味がマッチングしています。うまい。

春の志げ野

●新じゅんさい
毎年楽しみにしている春の味覚。梅と胡麻ドレの2味準備してくれています。透明なゼリー状のぬめりがつるんと爽快。



●わらび酢


●加賀太キュウリ酢の物
加賀野菜の一つである加賀太キュウリの酢の物。こういった何気ない1品にも味の添え方、薬味の利かせ方に気を配ってあります。

●山菜天ぷら こごみ、たらの芽、ふきのとう、独活など

●焼き蛤、焼き万寿貝

●若竹煮

●金沢春菊

●鱚天ぷら
ふっくら揚がった繊細な身の美味しさよ。まずはお塩で、続けて天つゆで。

夏の志げ野

●クエ刺身

●赤西貝
能登七尾で獲れる真っ赤な巻貝“赤西貝”はコリコリの食感と咀嚼するたび広がる甘さが魅力。

●岩牡蠣

●加賀太きゅうりの酢の物

●新加賀れんこんの天ぷら
冬に向かってデンプンが多くなる加賀れんこんは、この季節はまだあっさり爽やかな味わい。歯切れよくシャキシャキと夏野菜を食べるような感覚です。

秋の志げ野

●カワハギ薄造り 肝ポン酢

●白子の揚げだし豆腐

●茄子のはさみ揚げ

●出汁巻きたまご
生のいくらを塩味として使用。火が入り切らない程よいところで仕上げてあります。これは美味。

冬の志げ野

おいしい食材が目白押しの冬、何を注文してもうまい!の連発です。白子や赤ナマコも鮮度良し。梅貝はほんのり軽いバターソテー。中島の牡蠣は白味噌を添えて、海のミルクのコクに白味噌の深い甘さが調和していました。




鰤大根は三日煮込むそうで、鰤は骨まで軟らかくて食べられますし、分厚い大根もしっかり味が染みていて美味。旨味を全部吸っている大根が主役と言っても良いくらいです。

その他、ズワイガニ甲羅焼きやフカヒレ茶碗蒸しもオススメです。