「旬房さかい」惚れ惚れするいいシゴト!信頼のおける一店。コース提供になりました。メディア取材拒否の口コミ人気店

料理: 7.8 その他: 7.2 ポイントについて
旬房さかい (しゅんぼう さかい)
営業時間 17:30~23:00
定休日 日曜 日・月連休の場合は月曜
価格帯 10,000円〜20,000円
訪問回数 7回

金沢市木倉町の端に静かに佇む割烹料理店。オープンは2013年10月。開店してから口コミで人気を集めるのは早く、いつも混んでいて予約が取れなかったですが、ミシュランガイドで星を獲得してからは人気に拍車がかかりさらに予約が困難に。(基本的にはテレビ雑誌などの取材は受けないので、本当に口コミ人気のお店です。)店主は大阪の割烹で10年学び、金沢では浜長さんを経て独立されています。とっても人当たりの良い方で、おもてなしの心が人格にもお料理にも表れています。同業者さんからの信頼も厚いですよ。盛り付けも美しくセンスを感じますし、一番うまい魚の食べさせ方を熟知されており気持ちよくツボを尽いてくれます。シゴトが丁寧で、洗練が感じられるのがいいですね。お酒は地酒に留まらず数々の美酒あり。
※料理は以前はメニューがずらりと並ぶお品書きから選ぶスタイルでしたが、現在はおまかせコースのみ(1万円〜)になっています。

【受賞歴】
・「ミシュランガイド富山石川(金沢)特別版2016」1ツ星獲得
・「ゴエミヨ東京・北陸2017」14/20点獲得

外観も凛とした面持で、店内も整えられており無駄なものはありませんが、ちょっとした生花などのしつらえにセンスを感じます。席は奥に伸びるカウンター8席と、6名掛けのテーブル席が1つあります。
外食文化研究家 あすか

(2018年11月22日 更新)

2018年11月22日の旬房さかい

(コース提供です。)
・白子のすりながし
寒い日にホッと胸を撫で下ろせる暖かい一品から。白子のすり流しに、海老芋入り。

・笹カレイ、能登115、干くちこ
笹カレイの身は天ぷらに。骨はおせんべいに。さくさく軽い歯切れの良い乾いた音と共に香ばしさがふわり。

・ヒラメ昆布締め 雲丹射込み
昆布の旨みが移ったヒラメ。口の中で広がる上質な雲丹の甘さがソースの役割。

・焼カマス

・クジラさえずり
このさえずりは程よい柔らかさと弾力を兼ね備えた食感で、脂もしつこくなくさらっとしておりうっとりするようなおいしさ。

・合鴨のお椀
合鴨のやわらかいこと。能登りっぱなおネギの甘くおいしいこと。ああ、幸せ。焼いたお餅の香ばしさを薬味のように。

・香箱蟹
金沢で一番美しい香箱蟹かもしれません。こんなに丁寧に丁寧に捌いて盛り付けてあって、勿体無くて食べられませんねぇ笑。いや、ほんとすごい。こんな美しいのは見たことがない。

・コハダの棒鮨、生のり味噌汁

・抹茶のセミフレッド
苦味の立て方とあんの甘さの添え方が絶妙。美味!

ちなみにこの日は、全てのお料理にお酒をペアリングしてもらったので、合計9銘柄頂きましたッ!!

2017年10月の旬房さかい

(この時はまだアラカルト提供されていました。参考まで)
・先付1 数の子

・先付2 ニシンの蒸し煮

この時期はひやおろしも入荷しています。手取川さん、ひやおろしも美味でした。

・鰯の造り
いい感じに脂が乗っていて美味。そこはかとない甘さと脂のたおやかさが口の中に広がります。さすがの目利きです。

・小芋の柚子だし
ほくほくねっとり、そこにふわりと柚子の香。

・さかな枝豆
新潟のブランド枝豆で、なかなか市場には出回らないそう。酒の肴として良く合うためこう呼ばれていますが、その名の通りお酒が進んでしまいます。味が濃くて香ばしい風味がたまらない。

・能登白松アンチョビバター
メニュー名で魅かれて注文しましたが、美味しいに決まってますね。アンチョビの控えめな添え方がニクイ。白松のシャクシャクとした歯ごたえがまた良い。

・季節の果物

9月の旬房さかい

・先付1 おから煮
バイ貝を炊いて旨味エキスが出た汁で作ったおから。なるほど底力のある味わいで、家庭の味とは一線を画します。
・先付2 のど黒の子、秋刀魚の幽庵寿司
のど黒の子を鯛の子のように炊いてあります。甘辛ではなく上品に炊いてあって美味なり。
外食文化研究家 あすか
・お造り 盛り合わせ
〆鯖、シマアジ、ボタンエビ、金目鯛昆布締め、ヒラメ昆布締め
外食文化研究家 あすか
・新さんま塩焼き
外食文化研究家 あすか
・アカイカ ゲソ耳いしるバター焼き
アカイカはフレンチで言うとミキュイの仕上げ方でみずみずしい。また、いしるとバターの味の置き方が秀逸で美味。
外食文化研究家 あすか
・秋のきのこいろいろマリネ水菜サラダ
さかいさんがサラダを作るとこうなる!野趣感じるキノコと水菜、味付けは和でまとまっていると思いきや、クミンなどで風味の演出も忘れません。
外食文化研究家 あすか

6月の旬房さかい

・先付1 タコのやわらか煮
下処理もお上手でとってもやわらかく、濃くなり過ぎない寸止めの味付けで上品。
・先付2 ゴールドラッシュの温かいすり流し
玉蜀黍ゴールドラッシュのすり流しは、味が濃厚で甘さもしっかりしており鮮明な味わい。
外食文化研究家 あすか
・お造り盛り合わせ
のど黒炙り、ガスエビ、赤西貝など、地物のお魚でお願いしました。
店主が吟味したネタがそろっています。
白エビは身があんなにちいちゃいのに、1匹1匹殻をむいてお刺身にしてくれました。
外食文化研究家 あすか
外食文化研究家 あすか
・輪島産毛ガニ
外食文化研究家 あすか
・白玉ぜんざい
自家製の餡は艶やかで赤みを帯びており、見るからにおいしそうで食指が動きます。小豆の深みが感じられ、風味もグッと引き出してあり、専門店に負けない美味しさ。
外食文化研究家 あすか

8月の旬房さかい

・しまあじのなめろう杉板焼
豊かな香りと共に運ばれてきました。生のなめろうと違って、焼くことでプリっとした食感も出ています。これはこれでいいですね。大葉や胡麻が混ぜ込んであって、爽快感のある風味とプツプツとした食感がアクセントになっています。これはたまらない!
外食文化研究家 あすか
・バイ貝と大黒しめじガーリックバター焼き
バイ貝をたっぷり使ってガーリックバター焼きにした、ちょっと贅沢な一品。コリコリ食感の刺身とはまた違った、プリッと跳ねるような食感も美味。
外食文化研究家 あすか

3月の旬房さかい

・先付1 うすいえんどうの温かいすり流し
美しい鶯色に、柚子の黄色が小花を咲かせています。寒い日だったので、最初に温かいものをという気遣いも含んだ一品。春の妙味を感じさせてくれました。
・先付2 トラエノキ、アオリイカ、春キャベツの和え物。ネギ油がいい味を出しています。やはりセンスを感じます。
外食文化研究家 あすか
外食文化研究家 あすか

旬房さかいの名物

・加賀れんこんまんじゅう
店主自信の一品です。擂ったれんこんに葛などを加えたものを揚げ、上品な出汁餡を掛けてあります。れんこんまんじゅうは(金沢弁で)ほちゃほちゃで、箸で切れるやわらかさ。口の中でもっちりととろけ、れんこんの滋味と素揚げの香ばしさと共に広がります。
外食文化研究家 あすか
・かちん粥
大阪の一部の郷土料理で、修業時代に習得したのだとか。お粥の中に焼いたお餅が入っており、お餅に予めお醤油で味が施してあるため、お粥と合わさることで程よく薄まり、良い加減になります。香ばしさもいいですね。付け合わせはいぶりがっこ。これも嬉しい。
外食文化研究家 あすか

ホント、叶うことなら毎月通いたい一店。金沢の自慢!