「鮨 凌(りょう)」福井市中心部に2025年6月30日にオープンした新星すし店!

料理: 8.0 その他: 7.5 ポイントについて
鮨 凌 (すし りょう)
営業時間 18:00〜20:00/20:30〜22:00(昼要相談)
定休日 不定休
価格帯 25,000円〜(時価)
訪問回数 1回

2025年6月30日、福井市中心部に新たな寿司店が誕生しました。場所は、福井駅から10分徒歩圏内という好立地で、元「料理屋宮﨑」さんの場所と言えば、地元の方やグルメな方はピンと来るはず。

大将の松下凌さんは、現在33歳。若手ながら、すでに多数の現場を経験してきた方で、2018年にはあわら市にて「鮨 海舟」を開業。今回はいよいよ福井中心部にお店を構えました。

お料理からも、結構な場数をこなしているんだろうなということが感じられました。堂々たる仕事ぶりもさすがです。また、優しいお人柄とパッと明るい雰囲気がとても好感度高い。愛されキャラ。
食材は、若手さんにしては「仕入れ力」がしっかりされているなという印象。コースを通して結構な品数をこなされておりますが、どれも丁寧な仕込みをされており誠実に美味しくて、コースのテンポも良いですね。さすがの経験値です。シャリは、赤酢をベースとして複数のミックスで、輪郭があって好みでした。
さらに今後福井の珠玉ネタを主体にしたら、他県、首都圏から訪れる食通たちの目的地として、その存在感はますます高まっていきそうです。

料金は、ちょっと高めの設定。
(今回は27,900円でした。飲み物はビール2杯)
コース料金は明記されておりませんが、雲丹などは仕入れによって原価が大きく変動があるので、固定のコース価格に決められないのだと思います。

(おつまみ)
・新潟バイ貝

・ミンククジラ尾の身、玉ねぎ醤油
舌にまとわりつくような濃厚な味わいが最高です。玉ねぎをアクセントに、クジラの力強さを引き立てています。

・黒アワビ
500g超の立派な黒アワビを水だけでじっくり火入れ。そのものの旨味を味わう。

・ラーメン
意表を突く一品。コースにメリハリをつけて、オリジナリティも溢れます。スープは鰹出汁ベースで、はだてのキタムラサキウニを乗せて。暑い日に喉越しも爽快でした。

・キンキしゃぶしゃぶ
脂のり良くてふるふるとろける食感。あっさりとポン酢が引き締めます。

・イカの印籠詰め
鮨飯に干瓢、胡麻、ガリを混ぜ、イカの身に詰めてあります。美味。持ち上げる風味も良いですね。

・蛤茶碗蒸し
蛤の出汁のみで仕立てた茶碗蒸し。品のある美味しさ。

 

(にぎり、写真は一部)

・小鯛

・アカイカ
3-4枚に丁寧におろして糸状にカットし、口の中で絡まり、解ける舌触りが心地よい。生姜醤油の香りとイカの甘さが相まう。

・のど黒炙り

・イサキ

・中トロ

・大間マグロ

・鯵

・はだてのキタムラサキウニ

・煮帆立
煮帆立は温かくふっくら柔らかくて、コースの流れにも良かった。

・南関あげいなり

・鰻たく
・一口アイス

 

大将の太陽のような笑顔とお人柄が、おすしを一層おいしく食べさせてくれます。