繁華街から少し離れた笠舞にある、ファミリー層も歓迎のおでん店です。
おでん屋さんは居酒屋の要素を含むので、なかなか小さい子供連れでの訪問しにくいですが、同店は歓迎してくれるお店で、親子三世代で訪問されるお客さんもいらっしゃいます。
店内は茶の間風のデザインで、丸いちゃぶ台もいい味出していてとても居心地が良いです。随所に大将中島さんのお客さんへの愛情が感じられます。おでんをはじめお料理はどれも美味しくて、楽しい・おいしい・ハッピーの3拍子が揃っています。
同店で絶対に食べてほしい名物料理は手羽先。一度食べたら忘れられないおいしさです。さらに人気料理はシロ串、生タコポン酢、すじ煮込み。私は、手羽先と生タコポン酢は毎回注文します。
【繁忙期の営業時間】
冬の時期、金沢のおでん屋さんは長い行列ができています。同店では混雑回避のため、2022年11月18日〜12月末は二部営業をしています。
一部 17:00〜19:00(L.O 18:20)
二部 19:30〜21:30(L.O 20:20)
※一部修了後にお店を一旦閉めて19:30に再度開店するので、早めに来ても店内への案内は不可。
おでん
手頃なものは100円代から、高いものでも300円代で(カニ面を除く)手頃感にも驚きがあります。大将中島さんが修行されていたお店が、超人気店の「三幸(みゆき)」ですが、やはりこちらもおでんはどれを食べてもおいしいですし、仕込みが丁寧に施されているのが分かります。おでんダネの「玉子巻き」は三幸さんでも提供されていますが、つぼみさんでは魚のすり身入りです。
カニ面
(11月〜12月末頃まで、香箱ガニの季節限定)
出汁で蒸してある珍しいタイプ。身がほわっとした食感に仕上がっており、あとがけの繊細な出汁も良く合っています。外子のプツプツした歯触りも美味です。
名物サイドメニュー①「手羽先」
能登健康鶏の手羽先です。見るからにカリカリで、きつね色がとにかくおいしそう。漂ってくるタレの香りに唾液がじんわり沸き出し、鼻腔をくすぐるこのにおいだけでビールが進む。そしてここはダイナミックに手づかみで食べるのが正解。表面はやっぱりカリカリで少しスパイシー。旨味エキスが中からじゅわっと滲み出し、絶妙なバランスの甘辛タレと合わさります。そこに吹き込んでくる、山椒などの薬味の妙味と、ピリッとくるスパイスの刺激がヤミツキになるうまさの秘密。かといってパンチがあり過ぎるわけではなく、素材の味も上手に引き出した、金沢人好みの味に仕上がっています。火傷に注意しながら熱いうちに食べたい。
名物サイドメニュー②「生だこポン酢」
お店自慢の一品。おでん屋だと思って侮るなかれ。刺身など、鮮度が命の魚料理にも定評があります。
名物サイドメニュー③「すじ煮込み」
旨味の濃い出汁で柔らかく煮込まれていおり、味わいはしっかりしていますが上品にまとまっています。出汁自体が主張し過ぎることはなく、すじ自体の旨さを上手に引き出しています。
単品料理
●米ナス田楽
●おでん出汁お茶漬け
おでん屋さんの〆メニューによくあるのは、ご飯をおでん出汁かお茶で炊いた「茶飯」ですが、ここではおでんの出汁がけ茶漬けがあります。白ご飯に熱々おでん出汁をかけてくれます。ご飯を崩しながら〜。だんだんご飯が出汁を吸っていくのもいい。
●ちりめんじゃこ大葉混ぜご飯
ちりめんじゃこと細く細く切った大葉を混ぜ込んであります。ちりめんじゃこのおいしさがご飯を進め、大葉の爽やかな風味が〆にさっぱりさせてくれていい。これは次回も食べよう。