お店のジャンルとしてはなかなか珍しい“蒸しパン専門店”です。私も蒸しパン大好きですが、実は好きな方はけっこう多いのではないでしょうか。
以前は尾山神社さんの向かって左隣にありましたが、2018年3月21日に安江町(東別院の奥)に移転されました。コンパクトなお店ですが、緑茂る外観はワタナベヤ!さんらしくてステキ。写真屋やさんだったのでしょうか、前店のシールはそのままにしてありました。以前は窓からの対面販売でしたが、移転店舗は扉をカラカラ開けると中にすぐ販売台があり奥には厨房があります。
メニューは蒸しパンを中心に、カンパーニュやチョコフランスなど天然酵母パンもいくつかあり。全てテイクアウトです。蒸しパンは、定番から季節物まで10種類ほど並んでいて、惣菜系からスイーツ系とさまざま。低温長時間発酵で丸2日かけて作られているため、シンプルな中に奥深さがある味わいです。さらに卵・乳製品を使用しない長時間発酵の蒸しパンもあり。大きさは可愛い手のひらサイズなので、一度に何種類か食べられます。
●豚まん風 蒸しぱん(200円)
同店の惣菜系蒸しパンの定番で人気商品。中に肉餡がむぎゅっと詰まっていて食べ応えあり。
●きんぴらごぼう(200円)
そそられる惣菜系蒸しパンです。きんぴらの若干濃いめの味付けが、プレーン生地に好相性。
●オレンジチョコ(180円)
オレンジピールをトッピングし、中にはチョコ入り。凝縮した柑橘味とほんのり大人の苦味がアクセントに。
●ラムレーズン(180円)
●きなこつぶあん(190円)
限定販売していた和菓子テイストの一品で、きな粉とつぶあんに、中には白玉入りでした。
素材の美味しさの出し方、甘さの抑え方が上手なのがさすがワタナベヤさん。
●五郎島金時つぶあん(秋限定)
秋口から登場するお店一番人気で、五郎島金時ゴロゴロ、中には北海道産有機小豆のつぶあん入り。五郎島金時の自然の甘さと餡の上品な甘さは、大人が好むちょっとリッチで上品な味です。
秋に購入したのは、(左から)「五郎島金時つぶあん」、「紅玉りんごとくるみ」、(奥)「木いちごのカスタード」
他にも、食事系の蒸しパン「加賀れんこんのきんぴら」や「自家製ベーコンとたまごサラダ」、秋限定「マロン」、「紅茶の蒸しパン」など季節メニューも目が離せません。