金沢の三茶屋街のひとつ、にし茶屋街の中ほどに暖簾をかけるワインバーです。価格は茶屋街らしく高そうな先入観を持ってしまいますが、店前に料金表示がしてあるので安心感あり。茶屋街にしては手頃感ありだと思います。また、ナパ、カリフォルニアの「KENZO ESTATE(ケンゾーエステイト)」のワインも飲める一店です(ケンゾーエステイトのワインは特約店のみでの取扱い)。レア!これは覚えておきたい。さらに、迎えてくれるのが女性なので、女性の御一人様でも入りやすいはずです。玄関で履物を脱ぎ中に入ると、店内はライティングがいい感じに落とされていて趣あり。この建物は元「にし料理茶屋」さんだったところですが、間取りはそのままで、長いカウンターがあって、その背にボックスの個室がいくつかあります。4人など少人数グループにも心強いお店です。
また、2018年3月からはランチ営業も開始しています。これ穴場(詳細下記)。
カウンターの奥はガラス張りになっており、小さいお庭も見えるようになっていて、冬場は椿にはちゃんと雪吊りがしてありましたよ。
夜のわいんばーる数登美
ワインのチョイスは、ソムリエの女性店長さんに「こんな感じで」と相談すればいいチョイスをしてくれます。
ケンゾーエステイトのyui(ゆい)
asuka(あすか)!!
こちらはasatsuyu(あさつゆ)!!
muku(むく)はデザートワインとしてどうぞ。甘いですがバランス良く美味です。クリームチーズなどと相性良し。
その他、ケンゾーエステートさん以外のワインももちろんソムリエさん吟味のものが揃っています。
●おつまみ盛り合わせ
しらすのクロスティーニ、生ハム、チーズ
●本日のパスタ
ある日はゴルゴンゾーラのパスタでしたた。運ばれてくる前から豊満な香りが立ち込め、食指が動きます。クリームやチーズが濃すぎるとしつこくて食べ疲れるのですが、こちらのは和えてあるような感じで、濃厚なゴルゴンゾーラが程よく寄り添っており美味でした。余計なものを加えずに、胡桃と黒胡椒だけという、このシンプルさがいい。合わせて頂いた甘めのリースリングも良く合いました。
2軒目だけではなく、お食事前のウェイティングにも良いですね。茶屋街でありながら利用もしやすいので、静かに過ごしたいときはここがいい。密かにリピートしているお気に入り一店。
SOBAR!?ランチはそばが食べられます
2018年3月からはランチのそば営業が始まりました。夜の艶やかな数登美の雰囲気が残る数登美で、お昼は長年そば作りを研究されてきた橋場さん(男性)が打ったおそばが食べられます(おそばは昼のみ)。
メニューはたくさんないですが、絞られていて好感が持てます。
そばは地元鳥越産と北海道などのブレンド。1:9打ちですから、そばらしさと品を兼ね備えた味わいでした。
●揚げ茄子おろしそば(1,000円)
お茄子が出汁を吸っていていい感じ~。
●鴨南蛮蕎麦 温(1,500円)
●そばの実いなり寿司(2個150円)
これ私の大好きなやつです。酢飯にそばの実が混ぜ込んであって、青い風味とほんのり野趣が加わり、いつものいなり寿司がグッと大人な味わいに。おいしくて何個でも食べられる。2個じゃ足りない(笑)
この辺りはランチなかなか見つけられない場所ですし、覚えておいたら良いと思います。夜の数登美の下見も兼ねてどうぞ。また、おそばの後はにし茶屋街の散策をどうぞ。