マレーシア、クアラルンプールの中心部にあるイノベーティブレストラン。
私の訪問は2度目で、1回目はコロナ禍前の2019年7月で、この時はまだかなり郊外にお店を構えておりました。
中心部に移転したのが2019年秋。
料理はシェフDARREN TEOH氏がマレーシアの地元食材や伝統料理をイノベーティブに落とし込み昇華させています。店名はマレー語で「神様」を意味する「Dewa」と、食や食べるの意味の「Makan」を組み合わせた造語で、神から与えられた豊かな食材を扱い、それを誇りとし、お皿をキャンバスとして料理を表現するというシェフの信条が込められています。その由来の通り、料理には多彩な地元食材とシェフのクリエイティビティの高さが感じられました。
レストランは高層ビルの48階。レセプションはビル1階にあり、時間になったら一斉にエレベーターで予約者をレストランまでアテンドしてくれるシステムです。
まず最初にキッチンツアーから開始するのも特徴的で、扉が開くとまずは料理人たちが迎えてくれます。1組に1人担当がついて、厨房の間取りの解説、キッチンで仕込んでいる発酵調味料や使用食材を説明してくれます。
ダイニングからはマレーシアのシンボルでもあるペトロナスツインタワーが正面に見えます。
(ただし夕刻は太陽が入る位置でもありかなり眩しいです。しかしながら我慢できるなら前にいた方が、陽が落ちた際には素晴らしい夜景が楽しめます。)
料理は品数が多いですが、テンポよくどんどん進みます。マレーシアだからこそのハーブや薬味、果実の食材を使用した味の組み立てで、酸味や風味や刺激の意外性が面白いです。
以前伺ったときよりも、1品ごとのプレゼンテーションに力が入っている印象を受けました。
・A Warm Cup of Broth.
・Belinjau & Caviar.
・Tatus Hitam Crayfish, Bamboo Shoot.
・Venison.
・Smoked Patin.
・Eggs, Kelulut Honey.
・Eggplant, Keladi Telur Yam.
・Pigeon.
・Fermented Rice and Toddy.
・Banana Leaf Ice Cream.
・Stacks of Chocolate.
・Kuih Sarang Semut.
時間が経つにつれてツインタワーが浮かび上がり、ロマンティックなムードが一気にアップ。
デートにも最適なレストランですね。
使用しているローカル食材(解読不能なものも含めて汗)
ASAM GELUGUR、BAMBANGAN、BELINJAU、BERANGAN(Tropical Chestnut)、BINJAI、BUNGA KANTAN(Torch Ginger Flower)、CEMPEDAK(Small Jackfruit)、CENDAWAN BUSUT(Termite Mushroom)、CEPU、CERMAI(Malay Gooseberry)、CIKU、DABAI、ENGKALAK、JAVANESE LONGPEPPER、KACANG BOL(Bambara Groundnut)、KADUK、KELADI TELUR、KELAYAU、KELUBI、KERANJI(Velvet Tamarind)、KUINI(Quinine Mango)、KULIM、LATOK(Sea Grapes)、NAM NAM、PERAH、PETAI(Bitter Bean)、PISANG ABU、RAMBAI、SALAK(Snake fruit)、SELOM、SEMOMOK、SENTUL、SIMPOH AIR、SUKUN(Breadfruit)、TAMPOI MERAH、TAMPOI PUTIH、TARAP、TEMU PAUH(Mango Ginger)、UBI KEMILI
Dewakan Restaurant
Platinum Park, Level 48, Skyviews, Naza Tower @, Persiaran KLCC, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala