「オムライススタジアム2019」北陸予選で優勝者決定!日本が誇るオムライスのNo.1決定戦。全国大会出場は誰だ?

2019年3月19日、カゴメ株式会社さま主催の「オムライススタジアム北陸大会」が北國新聞社文化センター金沢本部教室で行われ、私は特別審査員として参加を致しました。
この、ケチャップを使ったおいしい頂上決戦は、2年ごとの奇数年に開催されており、「ナポリタンスタジアム(2013年、2017年)」、「オムライススタジアム(2015年、本年2019年)」が開催されております。出場者は、まず全国9箇所で行われる地方予選に出場し優勝せねばなりません。地方大会を通過した1店舗が東京で行われる全国大会出場となります(5月)。

オープンキッチンで一斉に調理開始。手元が丸見えの厨房で制限時間内に仕上げなくてはなりませんから、緊張感があります。
今回の予選出場者は4店舗でした。



この中から北陸代表に選ばれたのは、
「トラットリアぶどうの木」小松さんの「海老の極み!金澤ブラックオムライス」です。

とてもよく考えられており、審査員一同関心していました。

(PRポイントから引用)
石川で多く水揚げされる甘海老からダシをとりエキスを抽出し、ソース・オムレツ、トッピングチーズにそれぞれ用い、海老の旨味全開に仕上げました。使用する米は平成29年に発表された石川県のオリジナ品種「ひゃくまん穀」を用い、大粒且つ粒感や粘りのバランスがこのオムライスにとても良く合います。SNSを意識して真っ黒なオムライスを作りました。イカ墨では食べた後に歯が黒くなる、エビの風味をジャマする事から、無味無臭で食べた後を気にしなくて済む炭パウダー(食用)を使うことで解決。トッピングには「ふかし」を使ったカツを。

あすか見解
そもそもオムライスはみんな大好き国民食であり、すでに完成された料理なので(オリジナリティは出しやすいですが)これだ!という新しいおいしさを作り出すのはなかなか難しいですね。最高の食材や仕込みの手間暇をかければもちろんすごいものはできるはずですが、この大会の本戦では何百人という方に(短い時間で調理し)食べてもらわねばなりませんし、1皿ワンコインという価格制限もあります。カゴメケチャップも必ず使用すること。そして数ある中からまずは食べてもらう(選んでもらう)ことが大事。
それを踏まえて、予選で重視させてもらったポイントは、地域特性・インパクト(ビジュアル、プレゼンテーション)・調理性、もちろん味。そしてケチャップ活用ポイントです。
ぶどうの木小松さんのオムライスは、甘海老のダシをソース・オムレツ、トッピングにそれぞれ用い、海老味でまとめてあります。お米は石川県のオリジナ品種「ひゃくまん穀」。また(クリームとケチャップを合わせるところが多い中)海老とケチャップを合わせて詰め、ケチャップの良さをパーンと感じさせる味に仕上げていて高評価でした。見た目の黒赤白のヴィヴィッドな色合いもインパクトあり、「食べてみたい!」と思わせる一皿でした。真っ黒な色は、イカ墨ではなく、エビの風味を邪魔しない竹炭パウダー。計算通り全体的に調和のとれた味に仕上がっていました。思い切りのある斬新性が良かったですね。

全国大会、優勝してください!