小松市にある「Auberge eaufeu(オーベルジュ オーフ)」の施設とお部屋の紹介です。
「オーフ」は、若手料理人コンテスト「RED U-35」で最年少グランプリ“レッドエッグ”を受賞したことで知られる、糸井章太シェフが率いるディスティネーションレストラン。金沢の中心部からは車で約1時間、小松空港からは30分ほどの距離にある観音下(かながそ)地区に位置しています。
糸井シェフのお料理はこちらから↓
この施設は、過疎化により廃校となった旧小松市立西尾小学校を活用し、オーベルジュとして生まれ変わりました。平成30年3月に閉校となるまで、半世紀にわたって子どもたちを育んできた場所に、新たな命が吹き込まれたのです。山々と田畑に囲まれた原風景の中にひっそりと佇むその姿は、まるで時が止まったかのような静けさと風情を感じます。
冬の訪問なら、雪景色を眺めながらどんどん山奥へと進む道のりもまた一興。到着すると、オーフの周囲も真っ白な雪の絨毯に包まれ、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
館内には、パリを拠点に活躍する現代アーティスト・小川貴一郎氏が、オーフのために滞在制作した作品が多数展示されており、アート好きにもたまらない空間となっています。
小学校だった頃の面影を所々に残してあり、懐かしさを誘う。
オーフは、1階がレストランフロア、2階と3階に宿泊できるお部屋があります。
(ちなみに1階レストランのメインダイニングは元職員室で、個室は元校長室です。)
客室は全12部屋でさまざまなタイプがあります。元・音楽室、元・図書室、元・教室など、学校の面影を残しながらも洗練されたデザインにリノベーションされており、“学校に泊まる”という体験にもワクワクします。
スイートルーム(旧・図書室)
「3年1組」はスイートルーム。
3階の東側角に位置し、広さは77㎡。かつて図書室だった空間が生まれ変わり、アートが映える洗練されたデザインに仕上がっています。
高い天井と大きな窓がもたらす開放感は圧巻。校庭側の窓からは観音下の石切り場、反対側の窓からは田園風景が広がり、まるで絵画のような景色を楽しめます。
バスルームはガラス張りになっており、室内のアートや外の景色を眺めながら入浴できる贅沢な仕様。丸みを帯びた置き型バスタブは、可愛らしく洗練されたデザインで大好きです。夢心地のひとときを満喫。
バスローブも完備
アメニティ・設備
■アメニティ
バスアメニティには、オーガニックコスメブランド「NEMOHAMO」のトラベルセットやマルチバームが用意され、常設してあるシャンプーやトリートメントも同ブランドのもの。オーフのコンセプトとも調和していて良いですね。
私はアメニティは積極的に使う派。
■ドリンクサービス
室内のセラーには、金沢の「オリエンタルブルーイング」のクラフトビール、寶CRAFTの金沢ゆず、能登塩サイダー、オーガニックカモミールティー、加賀棒茶など、地元産のドリンクが揃っており、滞在中は自由に楽しめます(※お持ち帰り不可)。
特に、遠方からわざわざ来られた方に嬉しいラインナップですね。
■音楽設備
音楽を楽しむための設備も充実。「amadana」のレコードプレーヤーや「Bang & Olufsen」のBluetoothスピーカーが備えられ、レコードの温かみのある音色や高品質なサウンドで、より一層リラックスした時間を過ごせます。
ベッドの寝心地も抜群で、普段は不眠に悩まされる私も、ここではぐっすりと眠ることができました。まさに心も身体もリセットできる癒しの空間。「帰りたくない〜!」と本気で思いながら、チェックアウトギリギリまで堪能しました。
ちなみに屋上にはサウナが出来たそうですので、サウナファンの方もぜひどうぞ。学校の屋上でサウナ・外気浴できるなんて、ここだけかも。
アクセスは少し大変ですが、心も体もしっかりとリフレッシュできます。ぜひ訪れてみてください。
ちなみに館内入り口にあるオーフカフェでは、ハンバーガーも提供しています。ドライブがてらにぜひどうぞ!
施設名:Auberge eaufeu(オーベルジュ オーフ)
住所:石川県小松市観音下町口48番地
TEL:050-3188-8835
営業時間:【昼(土日祝のみ)】12:00~15:00(L.O13:00)、【ディナー】17:30~22:00(L.O20:00)
定休日:火曜・水曜 (火・水が祝日の場合は営業)
価格:宿泊(1泊2食付/ 1名 42,000円~※お部屋によって異なる)、ディナーコース(税込サ別 16,500円)
公式HP:https://eaufeu.jp/