輪島の朝市通りを歩いていると、鮮魚や干物など海の幸が目に止まりますが、その並びになんとプリン屋さんを発見。しかも思わぬ美味しさでした。これは新食感で新しい味で良かったです。名前はその名も「輪島ぷりん」。“輪島塗のスプーンでプリンを食べた時のようなしっとりとしたなめらかな食感をイメージして生まれました。”と同店HPに紹介されていますが、まさにそれ。オープンしたのは2018年3月24日です。
ちなみにこのラ・レーヴさんは、輪島で有名な柚餅子(ゆべし)の中浦屋さんの別ブランドで、開発したのが社員の女性ということです。なんで和菓子屋さんがこんな黄金比率のおいしい洋菓子が作れたんだろうと不思議不思議。私の大好きなしょこたんも朝市のロケで食べておられました。
輪島ぷりん
朝市で買える「輪島ぷりん」は3種類あり。
原料には能登半島で育てられた鶏卵と牛乳を使用。プレーン(380円)は王道でありながら食材の良さを感じられます。最初はカラメルをかけずにそのまま食べてもらいたいです。
私のオススメは「千枚田のお米」(390円)入り。まずは純白の美しさにうっとり。お次はぽてっとした心地良い舌触りにびっくり。カタイ系でも口どけいい系でもあり、逆にどちらとも違う感じ。お米プリンは卵不使用なので卵黄のコクのあるおいしさではなく、お米からのほっこりナチュラルな甘さがクリームに溶け合ったおいしさ。この絶妙なバランス感も味わいどころ。
「ゆずぐると」(380円)は、ゆず使用というところに柚餅子屋さんらしさを感じます。和の柑橘風味がヨーグルトの優しい味にマッチ。酸味がキツくあたらない感じでこちらも完成されていておいしい。
金澤ぷりん
輪島を飛び出して金沢でも販売スタートしましたが、「金澤ぷりん」はお味が違います。金沢駅などで購入可能。
デザインに金沢駅の鼓門をあしらった「金澤ぷりん駅なか」は4味あり。
「金澤ぷりん ナチュラルプレーン」(399円)、加賀野菜のひとつである五郎島金時「金澤ぷりん 五郎島スイートポテト」(475円)、そして石川県のブランド“米ひゃくまん穀”を使用した「金澤ぷりん ひゃくまん穀」(486円)。五郎島金時はコボコボをいう食感表現を金沢の人はよく使いますが、まさにそんな感じでしっかりサツマイモ感あり。
こちらもやっぱり個人的にはお米のプリンが一番好きでした。
さらに金沢駅なか限定フレーバーとして、石川県が誇る葡萄“ルビーロマン”のゼリー入りの「金澤ぷりん ルビーロマン」(496円)あり。贅沢!これはお土産に喜ばれそう。
(ちなみにルビーロマンは2019年7月9日の初競りでは一房120万円の値が付きました。)
梅鉢をあしらった「金澤ぷりんスタンダード」は金沢ゆずと能美市の国造ゆずを使用。その他、金沢すいかなど新味もどんどん登場しています。