富山が世界に誇るディスティネーションレストラン「レヴォ」の朝食のご紹介です。
(※宿泊にて食べられる朝食ですが、ディナーとは趣向が変わって和食なので別で書きました。)
レヴォは、究極の地産地消を追求するために、2020年12月22日に富山の山奥の利賀村にオーベルジュとして移転オープンしました。
オーナーシェフ谷口英司さんが掲げるコンセプトは“前衛的地方料理”。世界に照準を合わせたディスティネーションレストランであり、ここでしか味わえない真のローカルガストロノミー。この場所で谷口シェフにしか生み出せない料理です。
「L’évo(レヴォ)」谷口英司シェフ率いる究極のローカルガストロノミー。世界に自慢したい富山の秘境レストラン!2ツ星獲得
オーベルジュということで宿泊のためのコテージが3棟あります。
朝食は、ディナーと同様のメインダイニングにて準備してくれるのですが、朝は大きく取られたガラス窓から山の景色がパノラマで見られて清々しい。森の緑を体いっぱいに感じながら食べる朝ごはんは最高です。
宿泊者のみ楽しめるサウナもお楽しみに。大自然の中で水風呂と外気浴ができます。
レヴォの朝食は、ディナーとはガラッと変わってご飯とお味噌汁の和食。利賀村で育った食材とこの辺りの郷土料理がプレートで出てきます。
(2022年10月12日の朝食)
●郷土料理プレート:
熊肉時雨煮、ハナビラタケからし合え、なんば味噌、ゴーヤと鹿肉の胡麻和え、茄子煮びたし、ハタハタ一夜干し、そうめん瓜漬物、オクラ、大根おろし昆布、利賀村のじゃがいもを甘辛く炊いた郷土料理“かっちり”、冬瓜煮物、センゴク豆煮物、ズッキーニのナムル
一口ごとに、利賀村の畑と農村の人々の光景や山の景色とそこに住む動物たちが思い浮かぶような味わい深さ。滋味や苦味まで味方に付けたここだけの美味しさです。
●ご飯(土遊野の有機棚田米)
炊き立てでピンと立ったお米は神々しくて、程よい輪郭があって、噛めば噛むほど甘さが出てくる。まずはそのままで味わいに浸り、さらにおかずと共に噛み締める。
●お味噌汁(福光の石黒種麹店のお味噌、猪肉、シバタケ)、五箇山豆腐の煮しめ
豚汁の山バージョンで、鹿肉からのワイルドな旨味と甘さでお味噌汁の味わいに広がりが増しています。胃袋から全身に染み渡る美味しさ。ほっ。
五箇山豆腐は凝縮されていてどっしり重く縄で結べるくらいのかたさです。名物であり山のタンパク源。
(2019年12月20日の朝食)
冬は、夜の間に静かに降り積もった新雪を眺めながら頂きました。
●ご飯(イセヒカリ)
●なめこのお味噌汁
●利賀とうふの煮しめ
●郷土料理プレート:(右下から)灰干しにして薪の香りをつけたハタハタ、赤カブ漬物、利賀村のじゃがいもを甘辛く炊いた郷土料理“かっちり”、きくらげの辛子酢味噌和え、南蛮味噌、赤カブの葉の炒め物、そうめん瓜漬物、鹿肉、わさび菜