【ダイワロイヤルホテル D-PREMIUM 金沢】金沢駅西口徒歩3分に金沢盛りだくさんのホテル。1階「さかなや珠洲」で地物三昧のディナーが楽しめる

※「ダイワロイヤルホテル D-PREMIUM 金沢」さん宿泊体験レポートです。

近年金沢は、駅前から近江町市場近隣、香林坊片町にかけてニューオープンのホテルがとても多く、旅行者や出張の方は「さてどこに泊まろうか」と迷いますね。例えば立地の良さやラグジュアリー感、清潔感やお手頃価格などなど、みなさん個々に優先されるポイントは異なるはずです。
ここ「ダイワロイヤルホテル D-PREMIUM 金沢」は、金沢駅西口出てすぐの立地にあるホテルで、オープンしたのは2019年10月。客室は全部で170席あります。お部屋は新しく清潔感あり、価格がお手頃というのも嬉しいポイントだと思います。
駅の西口を出ると、2020年8月1日にオープンしたホテル「ハイアットセントリック金沢」の2棟のタワーがドドーンとそびえ立っているので、これを目印にしたら良いと思います。その向こう側にあるのが同ホテルです。金沢町家の紅殻格子の木虫籠を連想させる外観が目印。

そうなんです、同ホテルの最大の特徴はコンセプト。ホテル内は、館内も客室も金沢の伝統工芸をイメージしたインテリアデザインが採用されていて、金沢の街に観光に出かける前に気分を盛り立ててくれます。

いたるところに金沢発見!!館内、客室、お風呂

ホテル内は、館内も客室も金沢の伝統工芸のイメージでのインテリアデザインが採用されていて、金沢の街に観光に出かける前に気分を盛り立ててくれます。
ふと目につくところに“金沢”がたくさん発見できるのが楽しいなと思いました。

ロビー

入ってすぐのロビー天井には5つの「加賀手毬」を模した照明が存在感を放っています。

思わず写真を撮りたくなります。


フロントは和傘のデザイン

アメニティーは1階でバイキングスタイル

チェックインを済ませてエレベーターに乗ろうとすると、中が金箔のようなデザインで眩しい。

「あ、こんなところにも金沢」「え?ここにも金沢」といった風に、ふと目につくところに“金沢”がたくさん発見できるのが楽しい。
加賀藩主前田氏の家紋「梅鉢紋」

客室

お部屋には“金沢”と“快適”が詰まっているのがステキだなと思いました。

ベッド頭上は障子を用いて、和紙の間に、潤朱、信楽利久、柿茶、露草色に感じられる伝統色を配置。


窓は帳をかけたようなデザインで平安貴族気分。

部屋着はありますが、プラス1000円で“選べる浴衣”にもできるそうです。観光の方、ぜひどうぞ。
 
そして、ベッドはシモンズ、タオルは今治タオルなどと、さりげなく快適をプラスしてあります。バスルームやお手洗いのある空間と、ベッドルームを仕切るためにスライド扉があるのも、お二人でお泊まりの時は特に、空間が分けられて良いなと思いました。コンセントも、枕元など「ああ、ここにあって欲しかった」という場所にあったり、痒い所に手が届くというか、気の利いた設計がたくさんありました。
 

大浴場

そしてお風呂もお楽しみに。客室にもお風呂はありますが、大浴場がまたステキで、是非ともお泊まりの際は行ってもらいたいと思いました。
女性用の大浴場には加賀友禅のデザインがダイナミックに配され、まるで“友禅流し”の中にいるようです。“友禅流し”は加賀友禅を仕上げるまでの工程の一つで、生地についた糊や余分な染料を河川で洗い流していました。着物の柄がお湯でゆらゆら揺らめき風情あります。

(男性用の大浴場はステンドグラスをモチーフにした別デザインだそうです)

お風呂のあとに涼める“湯あがり処”もあります。


 
【店舗詳細】
ホテル名: ダイワロイヤルホテル D-PREMIUM 金沢
住所: 石川県金沢市広岡1-3-37
TEL: 076-223-6186
HP:https://www.daiwaroyalhotel.jp/kanazawa/

能登・金沢 地物三昧「さかなや珠洲~SUZU~」

同ホテル1階にあるレストラン。店名は、石川県の“能登半島”の先端、“最果ての地”とも言われる食材の宝庫。夕食は、珠洲をはじめ、能登や金沢の鮮魚、加賀野菜、季節食材で構成されています。

空間の広さにまずは驚くはずです(朝食会場もココ)。席間も十分で空間使いが贅沢でした。

今回特に感激したのは活ウマヅラハギ(カワハギ)のしゃぶしゃぶ。水槽には立派なウマヅラが泳いでいて、それを捌いてくれます。(冬はカニも活で提供できるそうですよ。)

金沢の人気地ビール「オリエンタルブルーイング」さんの夏限定「能登塩セゾン」で乾杯。


●前菜三種盛り
蒸し鶏、加賀太きゅうり辛子味噌、しめ鯖、クリームチーズの麹漬け

●五郎島金時の冷製茶碗蒸し

●刺身五種盛り(バイ貝、マグロ、甘エビ、石鯛、鯵)
なんたってお刺身のレベルが高いっていうのは最高ですよね。金沢の大野醤油で。

●能登ふぐの天ぷら 珠洲の塩で

●活ウマヅラハギ(カワハギ)のしゃぶしゃぶ
捌く前に、水槽からあげたばかりの、まだ活きの良いところを見せてくれました。つぶらな瞳が輝いています。

もちろん刺身のままでいけるウマヅラです。透明感が違いますね。ずっと眺めていたいくらい美しい。


サッと出汁をくぐらせて。

ポン酢に肝を入れ、肝ポン酢で頂きます。
みずみずしく透明感のあるおいしさと、締まった身の弾力に歯が快感で喜ぶ。咀嚼するたびに立ち上がって来る甘さ。
肝たっぷり入れて食べられるのも今しがたまで生きていて鮮度が良いからこそ。絶品。

●鴨と秋野菜の冷やし鉢

●能登豚鉄板焼き
肩ロースは醤油麹で、ヒレは塩麹で味を添えて。

●のどぐろと松茸の香り蒸し


●秋刀魚の土鍋ご飯
秋の味覚が嬉しい。薬味を混ぜ込んでまずはそのまま。半分食べたくらいで、豆乳味噌のスープをかけてまろやかにし、生七味や粉チーズをアクセントに。


●甘味

【店舗詳細】
店名: さかなや珠洲~SUZU~
住所: 石川県金沢市広岡1-3-37 ダイワロイヤルホテルD-PREMIUM金沢 1階
電話番号: 076-255-6581
HP:https://sakanayasuzu.owst.jp/

朝食

本来はビュッフェスタイルだったそうですが、感染症対策でセットメニューになっています。和と洋があり、和を選んだら、金沢おでん、のど黒ごはん、金時草酢の物などがセットになっていました。