【春のこいで】山菜と花山椒のオーケストラ!花山椒かけ放題という禁断の贅沢

春のこいで2025。今年もやってきました、山菜と花山椒スペシャルです。

食通やトップシェフが足繁く通う、玄人好みの超名店。知る人ぞ知るというお店です。“北陸最強居酒屋”という異名に、一切の誇張はない(ただ、居酒屋と言われると居酒屋ではない気もするけど…。コースだし、値段も居酒屋価格ではないので)。でも、食材を見たら納得するはず。全てが規格外で圧倒されます。化け物のような珠玉食材は、大将 小出昭吾さんが自ら山に入って調達したものや、大将が目利きをしたトップクラスの魚。
比喩すると“食材が叫んでいる”ような料理の連続で、最初から最後まで驚きの連続です。


春のお目当ては山菜です。山菜は、大将がお一人で深山幽谷を分け入り、自らの手で摘んできたものですから、有難いの一言。感謝するばかりです。
その顔ぶれは、こごみ、行者ニンニク、コシアブラ、山独活、タラの芽、そして花山椒。
山菜と花山椒のオーケストラです!

・こごみ、行者ニンニク

・コシアブラ、山独活、タラの芽

特筆すべきは、「花山椒かけ放題」という信じ難い贅沢。

通常、市場ではキロ30万円とも言われる超高級食材が、ここでは惜しげもなく振るまわれます。
・花山椒

これだけの量を手摘みして集めるのには計り知れない時間がかかります。春の贅沢の究極。大将、ありがとうございます!

・熊

●ゼンマイ、わさび菜、蕗のとう味噌

●独活刺身
スッとした澄んだ苦味が美しい。みずみずしくピントしていて、やわらかい食感。

●サクラマス刺身
脂の乗った春のサクラマスは厚めに引かれており、その美味しさを歯からも印象付けられる。美味。

●平貝
思わず「でかい」と言ってしまう、面の大きさと重さ。海苔で巻いてかぶりつきます。

●黄金ガニ
ズワイと紅ズワイの交雑種で、数千杯に1杯の確率で水揚げされる幻の蟹。

●トラフグの唐揚げ
もうこいで名物ともなっているトラフグ唐揚げ、その名もケンタッキーならぬ”トラタッキー”。
衣の中から“トラ汁”と呼びたくなるような脂がしたたる。ハート型のレモンが添えられるあたりに、遊び心と愛情が覗く。

●山菜天麩羅
(山独活、こごみ、コシアブラ、タラの芽)

小出大将が自ら山に分け入り、ひとつひとつの個体を吟味して採る、流通では絶対に手に入らない代物。それぞれの個性を食べ比べできるのも贅沢。

●行者ニンニク、熊
獣のワイルドで美しい脂に、鮮烈な香りを合わせた“山のフュージョン”。

●白甘鯛 4キロ
天女のような美しい白甘鯛は、身はとろける脂と繊細な繊維質を併せ持ち、エキスはひたひたと口内に波のように漂う。

●キンキ煮付け 1.5キロ、メヌケ煮付け(全長で3キロアップ)
大物が登場。甘辛く煮付けられたキンキとメヌケ。甘辛い煮汁に絡む、厚みのある脂。そこに花山椒を“好きなだけ”振りかけるという禁断の背徳。心地よい痺れと風味が、舌と鼻腔を刺激。

●銀鱈
国産の銀だらの美味しさにびっくり。大半の人が実は食べたことが無く、全国でも食べられるお店はほぼ無し。明らかにモノの違いが感じられる、きめ細かさ。

●筍ご飯
こいでの筍ご飯は、筍に存在感があるのが特徴的。これ大好きです。
私はやわらかい穂先の部位が好きなので、多めに入れてくれています。大将的には根本部分の方が甘さがあってお好きだとのことで、他の方にはそちらが入っています。
この筍ご飯にも花山椒をかけて。

●神子原米おにぎり
石川県羽咋の神子原地区の棚田で栽培される、ローマ法王に献上されたブランド米。毎回の定番で出してくれますが、やはりお腹いっぱいでもこれはペロリと食べられる。

●宮崎県産 完熟マンゴー 太陽のタマゴ
こいでのラストは毎回珠玉のフルーツで。口の中に南国の太陽な差し込むような甘さと、ココナッツを彷彿とさせる風味。

【店舗情報】
店名:こいで
住所:石川県金沢市笠市町5-5
TEL:076-221-5190
営業時間 18:00〜
定休日:日曜
価格帯 時価(※季節と食材の入荷で異なるので要確認のこと)50,000円〜