【L’Atelier de NOTO(ラトリエドゥノト)】秋のコース。能登のご馳走、天然茸ふんだんに

輪島にあるフレンチ「L’Atelier de NOTO(ラトリエドゥノト)」さんの秋のコースのご紹介です。(訪問日 2023/10/21)

「L’Atelier de NOTO(ラトリエドゥノト)」輪島に名店あり。石川県を代表するフランス料理店のひとつ。能登食材の息遣いが聞こえる


輪島市河井町にあるフランス料理店。ミシュランガイドでは1ツ星を獲得。
オーナーシェフ池端隼也氏は輪島市二勢(ふたせ)町出身。大阪の「カランドリエ」にて6年半修行後、26歳の時に渡仏して4年半星付きレストランで腕を研鑽。その後帰国し、2014年9月15日に故郷である輪島で同店をオープン。輪島にフランス料理店がオープンしたのは初めてのことでした。
輪島と言えば朝市が有名ですが、朝市通りはレストランの目と鼻の先にあります。少し行けば港や棚田“千枚田”があるという、輪島を肌で感じられる場所にあります。お店は古民家をリノベーションした立派な建物で、日本家屋の趣きにグランメゾンの気品が調和しています。
・「ミシュランガイド北陸2021 特別版」1ツ星獲得(2021年5月19日発表)

料理は能登食材を使ったフランス料理で、能登の豊かさや力強さ、繊細さがお皿の上に表現されていて、食材の息遣いが聞こえるようです。この場所にお店があることの意味を教えてくれます。

(解説は総括にて。)
秋の能登食材で織りなす池端シェフのコース、本当に素晴らしかったです。
能登食材を使いこなして、間違いなく美味しいという安心感と信頼感もありながら、毎回必ず新しい美味しさを置いてくるのはさすがとしか言いようがありません。
特に今回インパクトがあったのは、能登天然茸のフランと子持ち鮎の春巻き。

●アミューズ 椎茸、白身

●能登天然茸 スープ
ヒラタケ、サマツ、ハタケシメジ、コッサカブリ、アミタケ、サクラシメジ、コノミタケ


能登の秋のご馳走である天然茸をスープにして、下にはコノミタケのフランが。各々の妙味が重なり、凝縮した旨味、目を閉じると能登の山々にトリップ。なんて贅沢な一品なのだろう。

●鮎 輪島
輪島の子持ち鮎を春巻きで。これは想像を超えたところに美味しさを置いた素晴らしい一品。鮎を春巻きに閉じ込めて最大限魅力を発揮させ、その美味しさをエスニックな風味で昇華。

●アオリイカ ピーマン

●鮑 鵜入
輪島の鵜入というエリアで獲れた鮑を、鮑の肝ソースで。200人の海女さんがいるという海女さんの町 輪島で食べるとより一層美味しさが増します。なんだか波の音が聞こえてきそう。

●毛蟹 宇出津 リゾット
口当たりの優しい輪島塗のスプーンで頂くと、もう一匙の美味しさが加わります。

●のど黒 舞茸

●カボス グラニテ

●牛 経産牛ヒレ

●ポポ、ミルク
ラトリエさんが牧場で飼っている牛のミルクで作ったアイスと、南国フルーツのニュアンスを持つ果実ポポと。

●能登栗

●カフェ・ウ・テ、ミニャルディーズ

店名:L’Atelier de NOTO
住所:石川県輪島市河井町4-142
TEL:0768-23-4488
営業時間:11:30~L.O.13:30、18:00~L.O.21:00
定休日:月曜・火曜(LUNCH)

「L’Atelier de NOTO(ラトリエドゥノト)」輪島に名店あり。石川県を代表するフランス料理店のひとつ。能登食材の息遣いが聞こえる