金沢市柿木畠にある大人気居酒屋「酒と食遊人 みなと」さんで北陸の冬を堪能してきました。
大将の西山幸宏さんは「いたる」にて15年の間腕を振るってきた実力派。みなとは、もうすっかり金沢の顔として定着しております。何を食べても美味しいし、地酒もツボを突くラインナップで頼れる一店です。
「とにかく寒鰤が食べたい!」と大将に伝えていましたが、奥能登宇出津港で水揚げされた天然能登寒ぶりが入荷していてテンションが上がりました。
お酒は「谷泉」で知られる能登町の酒蔵「鶴野酒造店」さん(震災被害がありました)の、「登雷(とらい)」も味わえてありがたかった。入手困難酒であり、無事だったものが飲めるなんて奇跡!
・お通し 牛すじ豆腐
寒い日に温かいお通しが嬉しい。冷たくなった顔も指先も、心もほぐされます。
・お造り 桶盛り
天然能登寒ぶり、梅貝、甘海老、生たこ、カワハギ、新湊白海老
程よく脂ののった天然寒鰤は、箸に重みを感じるやや厚切りで、おいしさが口いっぱいに。カワハギが肝のせで提供できるのは、新鮮だからこそ。
・香箱ガニ
むき身にして外子内子とともに面詰めにした香箱ガニ。シーズン結構食べましたが、みなとさんの香箱ガニは見た目も美しくておいしい。
・ぶりかま 炭火焼き
皮目はバリバリに焼き切り、身はほろほろで最高!脂の乗った鰤のカマは、上質な脂と共に繊維がほぐれて美味。お刺身とブリカマで、北陸の冬、日本海を堪能。
・でかしいたけ 炭火焼き
何気なく注文したのですが、美味しさに飛び上がった一品。しいたけの旨みとお醤油の旨み、炭火焼きの美味しさの三位一体となっていました。
・かぶら寿し
冬の風物詩。みなとさんでは、「ぶった農産」製が食べられます。
自家製の百万石青首かぶらを塩漬けにして、天然ぶりを挟み、自社栽培の山田錦の糀で仕込んだ甘酒で漬け込んであり、コクと甘み、酸味が絶妙で格別なおいしさです。
手取川で知られる吉田蔵「u」シリーズの軽快な味わいがベストマッチでした。
店名:酒と食遊人 みなと (さけとしょくゆうじん みなと)
住所: 石川県金沢市柿木畠2-8
TEL: 076-208-3305
営業時間 17:30〜23:00(L.O22:30)
定休日:日曜、月曜(臨時休業あり)
価格帯 4,000円〜7,000円