手取川吉田酒造×Mixology ワークセッションをプロ向けに開催しました!前衛的な日本酒の世界。酒蔵の挑戦、カクテルとしてのアプローチ

The Station Bar Mixology」(金沢駅西口すぐ)にて2ヶ月に1度のペースで開催しているミクソロジーイベント、2018年8月17日は「MIXOLOGY WORK SESSIONS」と題し、日本酒の勉強会を開催致しました。石川県白山市の酒蔵、手取川で知られている吉田酒造店さんにご協力頂きました。私はペアリングのフードを準備しております。(通常この会はの会員さま向けのイベントですが、ワークセッションは会員外のお客さまも参加可能です。)
“日本酒のセミナー”と言っても、通常の日本酒セミナーとは違い、挑戦的で前衛的な内容です。①部〜③部までの構成で、多種テイスティングをしながら行われました。プロ向けの内容でしたので、参加のお客様はバーテンダーさんやお酒のプロ、さらに他の酒蔵さんもご参加くださいました。

①吉田酒造店 吉田泰之さん セミナー
吉田さんが今取組んでいる酒造り、目指すところについて。農業や環境のこと、地元酒米へのこだわり、ナチュール系日本酒、今後の方向性についてのお話などして頂きました。吉田酒造さんの山廃を3種飲み比べしながら、味の広がりや可能性を感じて頂けたと思います。特に「u」シリーズは、山廃なのにグレープフルーツのような味を発見できたりと、新しいアプローチに驚きがあります。




ペアリングには、(1)石川県が生み出した珠玉の葡萄「ルビーロマン」(今年の初競りでは1房110万円でしたね)と(2)梨の幸水(石川県農業試験場さんにご協力頂きました)。(3)宮田麩さんの生麩ステーキです。各お酒に合わせました。


②ミクソロジスト 南雲主于三さん セミナー
南雲さんが実際に検証した、日本酒を使ったカクテルのお話を聴きながら、それらを実際に多種テイスティングしました。かなり実験・検証された内容で相性など解説頂いたので、プロの皆さんは興味深い内容であったはずです。蒸留酒と日本酒、カクテルにすることの役割。果物と日本酒、日本茶中国茶と日本酒、さらに固定概念にとらわれない可能性の追求など。
個人的に、ジャスミン茶 ×「U シリーズ」は両者の特性をうまく活かしきっていて感動がありました。


③懇親会
質問などざっくばらんにしていただける時間を設けました。手取川8種類利き酒、さらに日本酒パンチなど日本酒カクテルを飲みながら。




お料理は、トラットリアチカーラさんお願いしました。
トンノデルキャンティ(この日は地物イノシシで)、モッツァレラブラータ、鮎のクロスティーニ、能登豚のポルケッタ






日本酒の会というと、和食、魚介、海産物加工品といったものがおつまみの候補にあがってきますが、この会の日本酒と日本酒カクテルにはこのようなお料理がぴったりでした。ポルケッタもダイナミック〜!シェフ自ら切り分けてくださいました。

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ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

<店舗情報>
店名:The Station Bar Mixology
住所:石川県金沢市広岡1-904 マストスクエア2F
電話番号:076-262-8188
営業時間:18:00~2:00
定休日:無休
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