「とおりゃんせ KANAZAWA FOOD LABO」にある人気の日本料理「マル ニ」さんの2024年8月のお料理です。とうもろこしメニューが豊富に出ていたので、とうもろこし狙いで訪問しました。
同施設は、金沢片町エリアの一角にある屋台村で、金沢の新しい食の発進基地・集いの場所として認知されいます。その2階の一角に、“お出汁とお料理とお酒のお店”と銘打ったお店が誕生したのが2023年11月のこと。
店主の二瓶健治(にへいけんじ)さんは、金沢の名店「六花」出身で、独立して新たな料理スタイルを確立している印象を持ちました。枕崎産の鰹節と利尻産の昆布を丁寧に引いた出汁を中心とした、日本の食文化の根幹と言える繊細な料理が、ここで食べられるのは驚きでした。料理ごとに出汁や添える味わいを変えてあるのもさすが。
屋台村とは言え、店内はこじんまりとした中にも余裕があり、すっきりとした印象で、カウンターの席間隔も狭さを感じさせません。
営業はワンオペで、以前はコースでしたが、現在はアラカルトのみで、より一層訪問しやすくなりました。金沢の屋台村とおりゃんせに新しい風を吹き込んでいます。
日本酒取り揃えにも注目で、地酒だけでなく他県のお酒も豊富に揃えており、初めて出会うお酒がたくさんあって楽しいですよ。
鰹と昆布だけで引いた出汁で、まずはまろやかで日本人のDNAが反応する旨味と温かみで胃袋からホッ。お塩は入っておらず、自然の塩味のみです。
●鰹と昆布の佃煮
お出汁をテーマとする同店らしく、おつまみに鰹節と昆布が出てくるのですが、これがお酒のアテに最高なのです。
●冷しおでん
お出汁で炊いたお野菜をテリーヌに。見た目から涼しげで夏にぴったり。シャキシャキ食感も残してあるところがさすが。
●イカの薬味和え
●もろこしすり流し
パッと美しい黄色に心躍る。そして、こういう繊細な料理はさすが、実力が光ります。
●もろこし餅
モッチモチ食感のアッツアツとうもろこし揚げ団子でグビグビとビールが進む。すり流しを作る際に出るとうもろこしの繊維を混ぜ込んであります。
●もろこしと海苔天
●もろこしご飯
二瓶さんは会津出身で、お米は会津のコシヒカリを使用しています。
たっぷりのとうもろこしと昆布を一緒に炊き上げて、太陽の味わいに旨みも添えて風流な味わいに仕上げます。絶品!
おかわり3杯して、残りはお持ち帰りにしました。
【店舗詳細】
店名:マル ニ
住所:石川県金沢市片町2丁目23−6 とおりゃんせ KANAZAWA FOODLABO 2F
詳細はInstagramにて(店舗情報が少ないので書けません)
予約もInstagramのDMでのみ受付
営業時間:18:00頃〜(日によって変動あり)
料理:アラカルトになりました
https://www.instagram.com/maruni_kanazawa/