金沢市片町の一角にある昔ながらのすし店。リーズナブルで大衆的なお店なのですが、実はここ、本来であればインバウンドのお客さんで連日賑わっているんです。海外からの認知度が高い理由は、「トリップアドバイザー」で口コミが多いからのようです。(トリップアドバイザーでは、金沢市のレストラン1,885軒中 7位 2022年6月17日現在)
海外の方から人気が高い理由の1つは、着物に割烹着の女将さんが英語で接客してくれるから。気さくにお話ししてくれてニッコリ笑顔で緊張感を解きほぐしてくれます。さらに、店内が“昭和の風情漂う日本の古き良きすし屋”の雰囲気もツボ。大将の前のネタケースには柵取りした魚が並び、10席のカウンターが1列。価格も明朗会計でリーズナブル。“THE JAPAN” “THE SUSHI”を気軽に体験できるのがウケているのだと思います。
ただし現在は、コロナ渦によってインバウンド客の来店がない状況なので、今まで一平鮨に行ってみたかったいう方はチャンス!!
お店の右手には「宇宙軒食堂」、左手には「串揚げ味」、斜向かいには「鮨いくた」があります。
営業時間は春から早め、16:30オープンにしたそうです。
同店は昭和22年創業という老舗で、現店主の石崎眞孝さんで2代目。
メニューには写真付きでインバウンド対応ばっちり(価格が書いてあるネタのみ準備があります)。この価格で回転寿司ではなく“すし屋体験”できるというところもインバウンド受けしているポイントだと思います。
地元の方は肩肘張らず、おつまみやすしをつまみながらワイワイお酒を楽しんだり、好きなネタをいくつか頼んでサッと食べて帰る人もいて、自由に楽しんでいる感じもいい。
すしネタはシゴトをした洗練されているのとは違って懐かしみのある感じですが、やっぱりこういうお店があるというのは有難い。シャリにあまり酢を効かせてないのは、酢飯に抵抗がある外国人さんの味覚に合わせてのことだと思われます。“ごはん感”が大きいかな。
ずっと続いてほしい一店。
●イカ、ヒラメ、タコ
●たまご、赤身
●明太子きゅうり
●赤西貝、数の子
この、オーダーの自由さもいいでしょう(笑)
●シャコ、おしんこ巻き
シャコやタコ↓に塗ってあるツメは、懐かしみのある感じのやつ。おしんこ巻きで酒を進める。
●ヒラメ、タコ
(↓以前訪問にて)
●コハダ
●コハダ、〆サバ
●甘海老、ヒラメ
●トリガイ
●イクラ
●ウニ
●万寿貝(おつまみで)
ちなみに飲み物はビールはもちろん、冷酒(福光屋300ml)もあり。外国人旅行客の方はみなさん冷酒にチャレンジされていました。