女性猟師・シェフ 舘里美(たち・さとみ)さんが腕を振るうフレンチレストラン、「L’OSTAL(ロスタル)」さんの2025秋のコースです。
↓店舗詳細、これまでのお料理はこちらからご覧ください。
「L’OSTAL(ロスタル)」猟師でもある舘里美さんのたくましく繊細なジビエ料理!北陸が誇る女性シェフ。自家製シャルキュトリーも名物

この日いただいたコースは、秋の実りと野生のエネルギーが交差しており、繊細さと力強さを併せ持っておりました。
特に印象的だったのは、シェフが狩猟で獲ってきた猪と天然茸のお料理と、エルムピジョン(鳩)のディグリネゾン。コースの中でも光る存在でした。
また、200種類以上という充実したワインの取り揃えも特筆したいポイント。ソムリエの田中敦さんがベストを導いてくれますので、安心して身をゆだねてください。場所は、金沢駅から徒歩圏内、金沢別院の向かいあります。

・アミューズ
大黒舞茸のフラン、猪スープ

・アミューズ
雉のレバームース、新物イクラ

・前菜1
金沢港ボタン海老、酢橘

・前菜2
(左から)猪、天草大王地鶏のテリーヌ、チェリバレー鴨のパテドカンパーニュ

・本州鹿の山葡萄煮込み パートブリック包み
鹿肉は煮込まれ繊維がほどけるように柔らかく、山葡萄の酸味と果実味が全体に深みを加えていました。パートブリック(薄いパイ生地)のパリッとした食感との対比で重さを感じさせない構成力も高い。

・石川県能登町 アオハタ、甘海老、黒米
アイオリソースをアオハタの皮目に塗ってグラタンに仕立て、ビスクの黒米リゾットと。

・石川県 猪、トランペット茸・シャントレル茸・ジロール茸
今回のハイライトとも言える一皿です。猪はシェフ自ら狩猟してきた個体で、脂がミルキーで繊細、きめ細やかな肉質でした。茸はいずれも香り高く、猪の野生味との調和が見事。


・北海道赤平市 エルムピジョン、和栗
なんと鳩のディグリネゾンで!鳩のムネ、鳩レバー、鳩ハツ、鳩砂肝、鳩ササミ、鳩もも、さらに鳩のパイ包みまで。それぞれの個性と持ち味を比べながら食べ進める贅沢な一皿。鳩のネガティブな要素は一切ないのも素晴らしい。美味。

・黒蜜姫、マロン、ラム無花果

・黒葡萄リーフティー、小菓子

店名:L’OSTAL(ロスタル)
住所:石川県金沢市安江町17-28 北川ハイツ 1F
TEL:076-260-7121
営業時間: 18:00〜24:00(L.O21:00)
定休日:日曜、日曜日が祝日の場合は営業、月1回月曜日(不定休)
価格:「セゾンコース」(13,200円)、「スペシャリテコース」(17,600円)※キャンセルポリシーあり
「L’OSTAL(ロスタル)」猟師でもある舘里美さんのたくましく繊細なジビエ料理!北陸が誇る女性シェフ。自家製シャルキュトリーも名物

