「サロン・ド・テ・カワムラ」甘納豆かわむら2階にあるカフェ(入店年齢6才以上)厳選食材と作りたての美味しさ。こだわりが詰まった金沢イチオシカフェ

料理: 7.5 その他: 7.2 ポイントについて
サロン・ド・テ・カワムラ (さろん・ど・て・かわむら)
営業時間 【月〜土】10:30〜17:00(L.O 16:25)、【日祝】10:30〜16:30(L.O 15:55)
定休日 第1火曜
価格帯 1000円〜3000円
訪問回数 18回

にし茶屋街にある人気店「甘納豆かわむら」さんの2階にあるカフェです(※入店可能年齢6才以上、ワンオーダー制、予約不可)。甘納豆をはじめとする同店の商品はその美味しさで人気を集めており、百貨店や駅ナカでの取り扱いがないのでレア度が高い金沢土産としても注目です。

「甘納豆かわむら」この甘納豆を求めてにし茶屋街へ。賞味期限3日“したたり餅”もオススメ!


店舗裏手には裏手にある”6分モナカ”とかき氷のショップがあります。

「ノマノマ」甘納豆かわむら裏手にある”6分モナカ”とかき氷のショップ。塩豆あん入りモナカがオススメ!

ここはかわむらさんのこだわりが詰まったカフェで、作りたてのスイーツが食べられる場所として2018年5月にオープンしました。食材一つとってもそのこだわりが良く分かる、大人のためのカフェです。

甘納豆を販売する1階入ってすぐに、2階へ続く階段があります。カフェフロアのにし茶屋街の通り側の窓には大きなガラスが入っており、お向かいの検番とお豆腐屋さんがよく見えます。店内は黒と白を基調にしたシンプルで落ち着ける空間です。


現在は各テーブルにパーテーションあり↓

サロン・ド・テ・カワムラのパフェ

旬のフルーツや地元食材を主軸としたパフェが食べられます。

●季節のパルフェ(2023/2/9)(単品1700円、セット2300円)
トップから、レースショコラ(チョコレートラングドシャ)、フランボワーズブリゼ、ショコラのクレームブリュレ、ごまのクランブル、塩キャラメルクリーム、バスクチーズケーキ、黒糖ジェラート、フレッシュいちご、和紅茶のジュレ、ざくろのジュレという構成。
最初はチョコレートとベリー系の組み合わせですが、ラングドシャやブリュレを用いてパリパリ遊ぶ食感で軽い印象に。中盤はバスクチーズケーキと塩キャラメルクリームで、もったりと少し膨らみを持たせて、最後は和紅茶と果実のジュレでフルーツティーのようにさっぱり風味良く透明感のある味わいに仕上げます。

●季節のパルフェ(2022/9/22、2022/11/2)

“金沢の秋”というネーミングを勝手に付けたくなるような、金沢・石川の秋の味覚を詰め込んだパフェでした。
秋らしい落ち着きのある色合いで、透明感あって美しい。
加賀野菜 五郎島金時のブリュレの表面をキャラメリゼして、カリカリ香ばしく焼き上げ、シャインマスカットをのせて、パフェに蓋をしてあります。イチジクの産地として知られる押水(宝達志水町)のイチジク、フロマージュ・ブランのソルベ、シャインマスカット、加賀棒茶のジュレ、石川県能美市で育てられる国造柚子のジュレが層になっていて、食べ進むごとに次々といろんな味に出会う。
五郎島金時のほっくりとした美味しさ、イチジクの滋味、加賀棒茶の馥郁たる風味と澄んだ味わい、国造柚子の和の風味。これは秋食べておきたいパフェ。

●大人の珈琲ゼリーパフェ
ネーミングそのまま、大人のためのパフェということが見た目からも伝わってきますね。可愛らしい映え感に媚びずにこだわりを詰め込み、ならではのおいしさを構築してある和のパフェです。

主役の珈琲ゼリーは、香料などは使わずにお店の方が丁寧に淹れた珈琲で手作りしてあります。香り高く甘さ控えめで、口の中に入れると珈琲のアロマが広がります。トッピングには自家製の丹波黒豆甘納豆に塩豆入りのあずき餡、さらに生乳アイス。別添えは、お向かいさんの中谷とうふさんの「自家製豆腐クリーム」と「自家製もちもち豆腐白玉」。この白玉がまた通常の白玉と違った風合いで美味。1粒がやや大きく、つるんというよりもむっちりみずみずしく手作り感あり。ああ、おいしい。


果物のパフェとはまた違った楽しみがある、かわむらさんらしいパフェです。一食の価値あり。素朴だけど個々の素材の味を立て、苦味や滋味まで味方につけてあるのがさすが。

サロン・ド・テ・カワムラのかき氷

●したたるお餅といちご氷(単品:1350円、セット:1950円)(2023/6/22)
角切りイチゴ、したたるお餅、特製こしあん、自家製いちごソース、レモンゼスト
真っ赤なイチゴソースと角切りいちごがトッピングされたかき氷。とろりとかかっているのは練乳ではなく、甘納豆かわむらさんの超人気菓子「したたり餅」をもっと柔らかく仕立てたもの。
通常の「したたり餅」はその名の通りしたたるようにやわらかく、賞味期限は3日間のみ。

白玉と違って、別の素材がトッピングされているぞという感じではなく、液体のようにとろとろなので、氷やいちごソース、こしあんによく馴染み調和します。したたり餅が中までしっかり入っていて、全てのパーツをまとめ上げる役割も果たしていました。

こしあんもさすがの繊細さで、香高く、雑味がなくて美味。こちらも氷の下に二層になっておりました。
これは一度食べてみる価値大いにありの、新感覚の美味しさ。

●檸檬とレモングラスジュレ氷(1400円)(2022/8/21)
レモングラスでレモンの風味を強調しているので、キュンとした酸味の要素だけではなくしっかりハーバルなレモンの香りもお口いっぱいに。

●桃と木苺のアールグレイ氷(1400円)(2022/8/21)

●ブルーベリークリームチーズのかき氷(2021/8/6)
こんもりとしたかき氷の頂上に、もったりとした自家製のブルーベリークリームチーズが雲のようにのっています。自家製の100%ブルーベリーソースは粒感を残したもので、ゴロゴロとたっぷりと入っていて、食べても食べてもブルーベリーに当たります。氷の中には練乳バニラアイス入り。果実感溢れジューシーでちょっと大人なかき氷です。

●ほうじ茶かき氷
自家製濃厚ほうじ茶シロップ、にし茶屋にある中谷とうふさんの豆腐白玉入り。氷の中にほうじ茶アイス、大納言甘納豆、自家製あんこ。
濃厚ほうじ茶シロップは、見た目の印象そのままの、甘すぎずにちゃんとほうじ茶の香ばしさやほろっと淡い苦味が効いていて美味。

サロン・ド・テ・カワムラのスイーツ

●お豆のカッサータ
シチリアの伝統菓子“カッサータ”をかわむらさんの甘納豆(大納言小豆・金時豆・青えんどう)で作ってあり、和の甘さと風味が広がります。グランマルニエリキュールを効かせて大人の味わい。キャラメリゼした無花果、杏ソルベ、チョコと大納言小豆のイタリアトリノの伝統焼菓子“バーチ・ディ・ダーマ”を添えて。

●苺のあんみつ(加賀棒茶付き1150円、飲み物セット1500円)
サロンドテのスイーツはこれが一番好きかも。
イチゴ、角寒天、あんこクリーム、中谷とうふ店豆腐白玉を使用した、シンプルでこだわりが詰まったあんみつで、一番のポイントはあんこクリームがふわっと軽く、口当たり優しいこと。口の中に広がるフレッシュイチゴの果汁の爽やかな甘さと黒蜜との相性も良しです。

●本蕨もち
本蕨を使用したわらび餅。きな粉が見るからに味が濃く美味しそう。ほろりと香ばしく味わい深く、本蕨わらび餅の滋味と繊細にぴったり。また、波照間島の黒糖を使った自家製黒蜜がこちらもコクがあり美味しいこと。ミルクがセットされているのですが残ったきな粉を入れてドリンクにできるという丁寧な配慮もワンプレートに詰め込んであります。



サロン・ド・テ・カワムラのドリンク

ドリンク単品もこだわり詰まっていてオススメです。二三味豆茶、抹茶ミルク、国造ゆずレモネードなどなど。

●二三味豆茶
甘納豆にも使っている珠洲の二三味さんのお豆が急須にたっぷりと。砂時計が落ちるまで待ったら出来上がり。馥郁たる豊かな豆の香りが口いっぱいに広がりホッとなる。お茶を入れ終えたら、急須の中の豆は、能登塩をつけて食べることができます。

●国造ゆずレモネード
私が一番好きなドリンクがこれ。予想外のおいしさとアイディアで驚きがあります。ソーダ水、そして柚子ペーストと蜜がそれぞれ別容器でサーヴされ、自分でそれらをソーダ水に入れて作るレモネードなんです。
国造ゆずとは石川県能美市の国造地区で栽培されているゆず。それを繊維が残るコンフィチュール状にしてありますが、ここに甘さは入っておらず、別添えの豆蜜(甘納豆を作るときにでる副産物)を加えます。ゆずの黄色がとても綺麗で、味も風味もフレッシュで鮮烈です。まずは甘さを足さずにゆずのみ、少しずつ甘味を足してなど、味の強弱を変えて楽しめます。

●コーヒー
20gの豆を使い180ccのみ抽出する「cowry coffee」門脇氏発案の浸透型ホットコーヒーというやつでした。私は珈琲はよく飲みますが珈琲素人なので酸のおいしさにピンと来ていませんでしたが、珈琲のおいしい酸味というのを初めて教えてもらいました。

●アイスコーヒー(cowry coffee)

●抹茶ミルク