「甘納豆かわむら」この甘納豆を求めてにし茶屋街へ。賞味期限3日“したたり餅”もオススメ!

料理: 7.5 その他: 7.0 ポイントについて
甘納豆 かわむら (あまなっとう かわむら)
営業時間 9:30~18:00 、【日祝】9:00~17:00
定休日 毎月第1火曜 (繁忙期(GW、お盆、年末年始等)は定休日が変更となる場合あり。)
価格帯 500円~2,000円
訪問回数 30回30回以上

にし茶屋街にある人気の甘納豆専門店。かわむらさんの商品は百貨店や駅ナカなどでの取扱いはなく、販売は基本店舗のみ(と21世紀美術館に一部あり)なのでレア度が高くお土産にオススメ。「金沢のいい店知ってるな!」というお土産です。
金沢の三大茶屋街は、ひがし茶屋町、にし茶屋街、主計町(かずえまち)。中でも観光地として最も栄えているのはひがし茶屋街で、和カフェやお土産屋さんも充実しており、ストリートも長くて裏通り散策も楽しい。ここにし茶屋街は夜には“お座敷”の太鼓の音が町家から漏れ風情がありますが、ストリートが短くて観光箇所も少ないので、観光としては見どころが少ないのが正直なところですが、かわむらさん目当てに訪れる方も多いのです。
かわむらさんは、格子戸の町家が軒を連ねる奥手の角にあります。にし茶屋街の芸妓さんの御稽古小屋兼事務所である検番の向かいですよ。
元々は卸としての歴史が長く(100年くらいと聞いたような)、店舗を構えたのは2001年のことです。2013年11月22日に改装しリニューアルオープンをしています。

さらに、2階には「サロン・ド・テ・カワムラ」というカフェ(入店年齢6歳以上)と、店裏手にはモナカアイスとかき氷の販売所「ノマノマ」もあります。

「サロン・ド・テ・カワムラ」甘納豆かわむら2階にあるカフェ(入店年齢6才以上)厳選食材と作りたての美味しさ。こだわりが詰まった金沢イチオシカフェ

「ノマノマ」甘納豆かわむら裏手にある”6分モナカ”とかき氷のショップ。塩豆あん入りモナカがオススメ!

かわむらの甘納豆

店内にはさまざまなタイプの甘納豆の他、羊羹や柑橘のピール砂糖漬けなどがあります。個人的にはオーソドックスな甘納豆シリーズが好きです。パッケージデザインは可愛らしく、やわらかな書体で商品名が書かれており癒されます。この味があるデザインは、なんとかわむらさんの奥様。

●大浜だいず
個人的に一番好きなやつ。
珠洲狼煙地区にある“二三味(にざみ)農産”さんによって栽培されている“幻の大豆”を使用。幻と呼ばれる所以は、一度は栽培が行われなくなった大豆の栽培を、甦らせたものであるため。昔から狼煙で作り継がれていた大豆だったのですが、昭和30年代後半に入って徐々に姿を消します。農家仲間が自家用に細々と古くからの豆を作り続けていたことを知って、手元に残されたほんの僅かの種豆で平成14年に栽培を再開したという経緯があるようです。今では濃厚な豆の味わいが評判を呼びブランドになっています。大豆の花は紅紫色をしていますが、大浜大豆の花は白いのだそうです。絶妙な噛みごたえと、噛むほどに濃い大豆の味わいが滲み出します。オススメ!

●能登大納言
珠洲産の能登大納言を使用。能登大納言は赤みが強く粒が大きいのが特徴で、粒を潰したらバチが当たると言われるほどです。食べて実感するのが小豆の香り高さ。これはお土産候補ナンバーワンかと。

●大浜の緑豆
同じく二三味さんの緑豆。甘過ぎない味の添え方が素材を引き立てていて美味。

●河内豆
黒色に近い濃い紫色が特徴の黒インゲン豆。七尾市古くから栽培されていたそうなのですが、栽培量は少なく自家需要がほとんどでした。近年普及拡大を目指して生産者さんがかわむらさんに甘納豆作りを依頼されたそうです。

●大徳金時(2022/1/9)
年始のお買い物で購入。なんだかおめでたい商品名だし、パッケージデザインが他のとは違って目を引きました。
金沢の大徳地区の砂丘地で昭和初期から栽培されているしっとり系のサツマイモです。大徳金時に合う“こがし蜜”を使用。しっとりとしたサツマイモの食感に、ホロっと香ばしくコクのある甘さが相性良し。

●五郎島金時
加賀野菜のひとつである五郎島金時を羽釜でコッボコボに(ホクホクしたの意)炊き上げてあります。お砂糖は極限まで減らしてあり、さつまいも自体の美味しさが感じられます。

賞味期限3日の「したたり餅」とは

かわむらさんの商品はもちろん甘納豆がメインですが、かわむらファンなら知っている超人気の限定商品が「したたり餅」というお餅なんです。
●したたり餅(2本入り)
※販売時期は通常1月上旬~2月下旬くらいだったのですが、これからは気温が高い季節を避けて販売するそうです。
餡を求肥で包んだ生菓子なのですが、したたるようにやわらかいことからこの名前が付いています。ナイスネーミング!!
その由来のとおり、とろんとなりそうなお餅で、手で持つと、中の餡の感触がよく感じられます。求肥とあんこだしもっと甘いのかなぁと思いましたが、絶妙な加減に抑えてあるのがさすがかわむらさん。消費期限は短く、お買い上げ日から3日間です。


期間限定 さくらんぼmochi、マンゴーmochi

夏のmochiシリーズとして、さくらんぼmochiマンゴーmochiが登場していました。
(2023/7/7購入)

●さくらんぼmochi(320円)期間限定
さくらんぼはなんと贅沢に佐藤錦を使用。果柄に実が付いた状態で、実をお餅で丸ごと包んであります。
口に入れると優雅なチェリーの風味とジューシーな甘さがパッと広がる。これは美味しい!
杏仁風味の餡も相性良く、とろけるお餅と一体になって行きます。

●マンゴーmochi(290円)数量限定
マンゴー餡とマンゴーのコンフィチュール、ホワイトチョコマスカルポーネを包んだ、夏らしいしたたり餅。太陽のような元気のあるトロピカルな甘さが弾け、ホワイトチョコのミルキーで優しい甘さがまとめ上げます。


期間限定 塩キャラメル入りゴロゴロ芋あんやわらかmochi

●塩キャラメル入りゴロゴロ芋あんやわらかもち(1個260円)(2023/1/15)
人気のため売り切れが早い商品です。お取置きをお願いしました。
お芋あんと能登塩の塩キャラメルをとろけるような求肥で包んであり、甘さにビターな味わいが口の中で重なっていきます。お芋はペースト状とゴロゴロ食感も残してあって素材感もあるのがとても良いと思いました。

期間限定 いちごmochi

●いちごmochi(1個380円)(2023/1/15、2022/1/26)


佐賀県産の「いちごさん」というブランドのイチゴを使用。粒がキレイで中まで赤く、イチゴの理想系という印象のイチゴでした。糖度もしっかりあって、一般的には9〜10度程の糖度ですが、いちごさんは13〜14度あります。

かわむらさん特製のきめ細かいこしあんに調和。求肥はかわむらさんで大人気の「したたり餅」と同じなので、したたるほどやわらかくみずみずしくて、ジューシーなイチゴと餡を受け止めます。幸せの味。これはぜひ食べてもらいたい。
素材は無着色・保存料無添加です。

期間限定 桃mochi

●桃mochi 夏限定(2022年は7/26〜8/17まで)
2022年から登場の桃大福です。これは必食!

かわむらさんの名物である、したたるようにやわらかい“したたり餅”に桃を練り込み、中にはとってもジューシーで甘いカット桃とふるふるの自家製カスタード、白あんを詰め込んで。聞くだけで美味しいに決まってる商品。
とろとろ求肥に桃などが溶け合い、思わず目尻が下がりました。
冷たくして食べるのがやはりオススメです。

次回はシャインマスカット大福になるそうです。

「節分セット」二三味煎大豆・大福甘納豆・鬼お面付き

●節分セット(1480円:二三味さんの煎り大豆、大福甘納豆、鬼のお面)(2022/1/26)
奥能登珠洲の二三味さんの大豆・青大豆・黒大豆の煎り大豆と、大福豆の甘納豆、さらに鬼のお面がセットになった節分セットが販売開始していました。
厄や邪気と言った“鬼”は家の外へ、福は家の中へ。そんな願いをギュギュッと込めたセットです。お面も味わいがあって、思わず欲しくなって購入しました。