【eaufeu × JULIA】小松のオーベルジュオーフで繰り広げられた一日限りの里山ガストロノミーコラボ

2025年2月15日(土)、小松市にある「Auberge eaufeu(オーベルジュ オーフ)」にて開催された、青山・外苑前「Julia(ジュリア)」とのコラボイベントに参加したレポートです。イベントはこの日限定で1日2回行われ、①ランチはお食事のみ、②ディナーはコースと宿泊と朝食付きでした(なんと朝食までコラボ)。私は後者にてコラボもオーフ宿泊も堪能。

オーフは、「RED U-35」で最年少グランプリ「レッドエッグ」を受賞したことでも知られる、糸井章太シェフ率いるディスティネーションレストランです。金沢の中心部からだと車を走らせて1時間弱、小松空港からは車で約30分ほどの観音下(かながそ)という地域にあります。同施設は過疎化で廃校になった旧小松市立西尾小学校を活用。山々と田畑に囲まれた原風景の中に、ポツンと佇んでいます。平成30年3月に閉校となるまで、半世紀に渡って子供たちを育て世に送り出してきた尊い場所。新たな命が吹き込まれ、オーベルジュとして生まれ変わりました。
この季節は、雪景色を横目にどんどん山の奥の方へ向かいます。
到着すると、オーフの周辺も雪の絨毯で真っ白でした。

まずはチェックインしてお部屋でゆっくり。私のお部屋は「3年1組」でした。
1泊2食でオーフを満喫!学校に泊まれる唯一無二の体験。
スイートルームの様子↓こちらからご覧ください。

 

外苑前・青山「JULIA」は、30歳から料理人を志したシェフ nao 氏(妻)と、ソムリエ兼サービスマン本橋氏(夫)によるイノベーティブレストラン。「ゴ・エ・ミヨ2024」3トック獲得、「BEST CHEF AWARD 2024」に選出されています。注目を集める一店です。
naoシェフは私と同い年でした!

糸井シェフの料理は、小松の里山の食材を使って、その野生味と地力を独自のおいしさへと昇華させます。
ほぼ全皿に“発酵食品”や“発酵技術”を取り入れているもの特徴的で、調味料にとどまらず、乳酸発酵させた野菜使いも目立ちます。また、お隣にある「農口尚彦研究所」の日本酒や酒粕などもたびたび登場します。今回は、春を待ちながらも雪景色を楽しむような、ワクワク感のあるコースでした。
また、JULIAのnaoシェフが小松の食材を用いて、どのようなお料理を作られるのかも楽しみでした。

・粕汁、蕗のとう(eaufeu)
農口の酒粕の粕汁で、まずはほっこりと胃袋から全身を温めます。冬の蕪の優しい甘さと酒粕が調和。蕗のとうオイルが春の気配を運ぶ。

・米麹、猪、紅はるか、黒文字、甘エビ、苺トマト、うに、酒粕(eaufeu & JULIA)
アミューズは双方のシェフから。

(JULIA)
甘海老はトマトと苺のシートをかぶせて、酒粕クリームを忍ばせて。
酒粕ドーナツに雲丹を乗せ、濃厚な甘さと発酵のコクがベストマッチ。新しい発見がありました。

(eaufeu)
紅はるかのおやきは炭火で仕上げて、黒文字パウダーで里山の風味を乗せて。
白山の猪はハムに。トマト麹、発酵キャベツの酸味で脂の余韻を引き締めます。

・さば、大根、ねぎ(eaufeu)
鯖の一品は、忍ばせた自家製湯葉のソースで軽やかで優しい仕上がりに。
ソースでポイントとなるのは、塩分をギリギリで調整した自家製のキャビアで、クリーミーな湯葉に溶け合います。九条ねぎ、発酵大根、ヌクマムと。

・山茶花 自然酵母のパン
オーフでは季節でパンの自然酵母を変えており、この季節は山茶花。
このアプローチはいいですね。栗の時期も人気だそうです。
バターはなんと、ココナッツオイル、豆乳、アーモンドパウダーで作られた“ビーガンバター”。

・白子、カリフラワー、八朔(JULIA)
白子のフリットは、お餅をパウダーにしたものを纏わせてあるので、薄く歯切れの良いクリスピーな衣がふるふるとした白子をコーティングして、コントラストと食感が美味。八朔の弾ける粒感にカリフラワーピュレ、米麹の甘いソース。ビオラお花で華やかな一皿に。

・甘鯛、かぶら、ラズベリー(JULIA)
甘鯛の鱗は逆立てず、シート状に焼き切ってあり、パキパキした食感が美味。身はミディアムレアに仕上げてあり、繊細な火入れ。蕪のピュレと鮪節で炊いた蕪、ラズベリーとオーフの梅干しを合わせたピュレに、アニスの香りを乗せたソースを合わせて。軽やかで優雅な一皿に。

・仔羊、ほうれん草(eaufeu)
白山の仔羊は2皿構成。1つは、抜群の火入れで素材のおいしさをシンプルに最大限に引き出し、

もう一皿は、糸井シェフのスペシャリテ”オーフ巻き”として。オーフ近隣の西田さんの葉野菜数種と発酵野菜をほうれん草を練り込んだ生地で巻いてあります。ミント、発酵トマトのソースがアクセントに。中央は、白山の仔羊のソーセージで、スパイスとハーブの風味豊か。アジアンなニュアンスで、コースにメリハリを持たせます。

・のどぐろ、すっぽん(eaufeu)
なんと、のど黒の蒸し寿司が登場。お米は小松産のコシヒカリ「蛍米」で、天然すっぽんの出汁をかけて仕上げてあり、上品にまとめ上げます。

・みかん、麹(eaufeu)
スパイスシロップに漬けたみかん、ハーブティーのジュレ、酒粕アイスと甘酒ソースで奏でる一皿。柑橘の果汁が口に弾けて、可憐なハーブと発酵の甘さが調和する。雪に見立てて、近隣の景色と呼応。

・チョコレート、白味噌(JULIA)
チョコレートのデグリネゾンと言えるデセール。チョコレートテリーヌ、チョコチュイール、チョコソルベ、チョコクランブル。白いソースは、白味噌とバニラビーンズのアングレーズソースでチョコの深みを引き立てる。食感と舌触り温度の異なるチョコレートのアプローチが口の中で遊ぶ。

・黒文字シュークリーム、りんごタルト(eaufeu)

ペアリングは、農口尚彦研究所の日本酒が中心で、アレンジで提供されたものもありました。

 

朝食

そして翌朝の朝食もコラボ!いつもの朝食に、neoシェフのお料理が数品加わっておりました。
小松市のコシヒカリ「蛍米」、ブランドなめこ“でけえなめこ”のお味噌汁、蕪ポタージュ(JULIA)、鯖の西京焼き、さわらの醤油麹(JULIA)、蓮根きんぴら、もずく酢、里芋と大根とほうれん草の炊き合わせ、だし巻き玉子

特に、でけえなめこのお味噌汁は滋味深く、そして朝からほっこり。ああ、幸せ。具沢山で爽やかな里山の朝にぴったりでした。ふるふるのだし巻き玉子も美味しい。

 

コラボも楽しかったし、日々の忙しさで忘れていた自然や里山の良さをオーフで体感できて、デトックスできた気分。ラグジュアリーなお部屋でもすっかりリフレッシュさせてもらいました。ぜひお出かけください。

 

施設名:Auberge eaufeu(オーベルジュ オーフ)
住所:石川県小松市観音下町口48番地
TEL:050-3188-8835
営業時間:【昼(土日祝のみ)】12:00~15:00(L.O13:00)、【ディナー】17:30~22:00(L.O20:00)
定休日:火曜・水曜 (火・水が祝日の場合は営業)
価格:宿泊(1泊2食付/ 1名 42,000円~※お部屋によって異なる)、ディナーコース(税込サ別 16,500円)
公式HP:https://eaufeu.jp/


店名:restaurant JURIA
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目1−25
電話番号:03-5843-1982
公式Instagram:https://www.instagram.com/restaurant_julia/