「Trésonnier 」田中逸平シェフと「IWA5」創業者リシャール氏とのスペシャルコラボディナー。リバーリトリート雅樂倶で開催!IWA全種ペアリング

2024年4月29日に、富山の神通峡のほとりにあるラグジュアリーホテル「リバーリトリート雅樂倶(がらく)」で開催された、同ホテル内「TRESONNIE(トレゾニエ)」田中シェフと富山立山町の酒蔵 株式会社白岩の創立者であるリシャール・ジョフロワ氏のコラボディナーにお招きいただき、至福の時を過ごしました。

この日はロビーでのアペから始まり、ホタルイカ炭火焼きと蕗のとうのフリット、この日限定という蕗のとうビールが振る舞われました。

食で富山を愛でる夜 TresonnierxIWA 5スペシャルディナー


「IWA」は、シャンパーニュ地方でドンペリニヨンの元醸造最高責任者として28年間活躍したリシャール・ジョフロワ氏によって創立された日本酒のプロジェクトです。伝統的な酒造りに新たな手法を取り入れたプレステージ日本酒で、アッサンブラージュと呼ばれる技法(お酒の調合)で、革新的な味わいを生み出します。
IWAは限られた特約店でしか飲むことができませんし、お目にかかれることもあまりない希少酒であり、この日はリシャール氏ご本人が来られて、全てのペアリング酒を解説をしてくれるという、本当にスペシャルな会でした。
「IWA5」は、アッサンブラージュ2~4、一般には流通していないアッサンブラージュ1、リザーブまで全種類頂きました。

リシャール氏がとても熱を込めて思いを語ってくれたのが印象的でしたし、日向燗など温度帯で料理に合わせるペアリングも勉強になりました。

「TRESONNIE(トレゾニエ)」は、2020年に、前身である「レヴォ」のスーシェフであった田中逸平氏がその場を引き継いで、独自のフレンチを展開しています。ちなみにTRESONNIEになる際は、レヴォ谷口シェフの提案で、厨房を田中シェフが使いやすいように改装したのだそうですよ。

【田中逸平シェフ プロフィール】(リバーリトリート雅樂倶 HP参照)
1985年10月25日大阪府にて生まれる。幼い頃から料理をすることが好きで、10代後半にフレンチの料理人を志す。
2010年リバーリトリート雅樂倶内フレンチレストランの立ち上げに携わり富山へ。その後は京都のフレンチレストランでの約1年間の修業を経て、2019年レストラン「レヴォ」スーシェフに就任。2020年Trésonnier のシェフへ就任。

(料理は総括にて)
同レストランがオープンしたのが、ちょうどコロナ禍が始まったタイミングで、シェフはかなりご苦労されたはずです。私も3度ほど予約の電話を入れさせてもらったのですが、ホテル自体がコロナ禍で休業せざるを得ない状況だったりで、やっと訪問することができました。念願叶って嬉しい。
シェフは長く不遇の時を過ごしたわけですが、お料理のコンセプトもプレゼンテーションも美味しさも素晴らしいので、今後ディスティネーションレストランとして世界に注目されてほしい思いです。
まさに富山の自然が、テーブルの上で呼吸をするようなお皿の数々で、この空間にも呼応しておりました。
今回はコラボディナーでしたから、同時スタートで大人数分を提供しなければなりませんでしたが、素晴らしさは伝わりましたし、通常営業でもまた足を運びたいなと思いました。
すでに、先のミシュランガイドでは1つ星を獲得しており、グリーンスターも受賞しています。レヴォ時代の流れを汲みつつも、レヴォでは食べたことがなかった田中シェフ独自のスタイルもしっかりと織り込んであり、富山に根差した食材を創造性によって活かしてあります。エレガントさの中に、土着の味わいや人々の営みまで見えるような料理の数々でした。
ちなみに店名は、季節の最上の食材、季節の宝という意味だそうですよ。

お料理のお献立にお酒のメニューを重ねると、ペアリングが一目瞭然になるという仕掛けも感動しました。


●月ノ輪熊、白エビ、山のキノコ、海鼠
IWA5 Assemblage4 黒文字カクテル



●新湊漁港 川田水産 ブリ
山の幸 葉ワサビ
IWA5 Assemblage3(2021)

●大沢野トレゾニエ畑、青ちゃん畑「畑の野菜」
IWA5 Assemblage4(2022)

●立山アグリーフレンド 越中立山鴨、株式会社白岩 IWA5酒粕
IWA5 Assemblage2(2020)

●新湊漁港 川田水産 本ズワイガニ、田村農園たまご園 朝採れたまご
IWA5 Assemblage1(2019)

●新湊漁港 川田水産 甘鯛、山の幸 シャク・山人参
IWA5 Assemblage3 日向燗

●立山カシワファーム 立山放牧牛、山の幸 行者ニンニク・カタクリ
IWA5 Reserves

●山の幸 フキノトウ

●大山町 営農ワイエムアイ 大庄イチゴ、株式会社白岩 IWA5酒粕


このディナーの後に自然の中の露天風呂に浸かれて、心身共に癒されて、天国のような気持ちでした。

「リバーリトリート雅樂倶(がらく)」富山の自然に囲まれてリフレッシュ。“美術館で暮らす”アートで非日常的な館内。朝食は日本料理「和彩膳所 樂味」で

リバーリトリート雅樂倶
https://www.garaku.co.jp/

Trésonnier
https://www.garaku.co.jp/dining/tresonnier/

IWA5
https://iwa-sake.jp/ja/