福井県永平寺町下浄法寺に2022年6月17日にオープンした、黒龍さんの新施設「ESHIKOTO」のレストラン施設の紹介です。
九頭竜川が流れる永平寺町の鮎街道に、水野社長が30年構想して完成させた「臥龍棟」と「酒樂棟」の2棟の巨大な建物が突如現れます。
【ESHIKOTO】2022年6月、黒龍さんの新ブランドと新施設ついにお披露目。福井が世界に誇る壮大なプロジェクト始動。スケールが違う〜!どえらい物ができました
三角屋根の「臥龍棟(がりゅうとう)」の設計は、イギリスの建築家であるJosiah Conder(ジョサイア・コンドル)氏の子孫であるSimon Conder(サイモン・コンドル)氏。この建物では、同蔵が新たに展開する日本酒のブランド「ESHIKOTO(えしこと)」の巨大な熟成庫も設備しています。「ESHIKOTO AWA」は、福井県産五百万石を使用して醸し、15ヶ月以上瓶内二次発酵し冷蔵熟成した発泡タイプの日本酒です。(臥龍棟は通常入場不可)
そしてここ「酒樂棟(しゅらくとう)」(写真左)2階には、レストラン「Apero & Patisserie acoya(アコヤ)」と、黒龍のお酒が買えるショップがあります。
2階に上ると、里山の絶景がお出迎え。九頭竜川の川辺から山手に風が抜けて気持ち良い。360度、全身で自然を受け止められます。
同店ACOYAは、福井市にあるフランス料理「cadre(カードル)」と銀座にあるモダンフレンチ「Air(エール)」を展開する林真史さんが、3店舗目として展開する食事とスイーツが楽しめるお店。
空間を贅沢に使い高級感に溢れ、周辺の緑と越前和紙の風合いも調和した内装が素晴らしい。
結城美栄子(ゆうきみえこ)さんの作品、レストランには火の精がいます。
モーニング(予約制)から営業しており、ランチ、パフェ(予約制)での営業をしています。
黒龍の酒粕使用ソフトクリームは、テイクアウトで購入可能。テラスでお楽しみいただけます。
しっかりと酒粕感があり、ミルキーなアイスに溶け合っていました。
●ランチ(2023年6月)(2800円)
メイン2種類あり、この日のお肉は黒龍吟醸豚、お魚はサゴシでした。
私はお魚にしました。
越前河野産サゴシのヴァプール 白ワインソース、ベビーリーフとエディブルフラワーのサラダ 白板昆布のドレッシング、バターナッツのポタージュ、本日の小鉢2種、黒龍酒造の酒粕を加えた蕎麦粉のパン
サゴシは身が厚くて個体の大きさを想像させます。ヴァプールなのでふっくら仕上がっており、繊細な白ワインソースが良く合いました。
その他のサラダや副菜も、1品1品が丁寧に作られており、福井の地力を美味しく昇華させてあります。
こちらは黒龍吟醸豚
●ランチ(2023年6月)(2800円、メインの内容で金額が変わります)
荒島ポークバラ肉の白ワイン煮込み、ベビーリーフとエディブルフラワーのサラダ 白板昆布のドレッシング、とみつ金時のポタージュ、越前河野産トビウオのエスカベッシュ、福井野菜のラタトゥイユ、黒龍酒造の酒粕を加えた蕎麦粉のパン or あきさかり(お米)
メインのお肉は、名水百選の湧水と地元野菜と酒粕で育てた福井県大野の「荒島ポーク」でした。旨味がしっかりありますがとてもピュアな味わいであることが、煮込みでもわかりました。
野菜も美味しくて、細胞が喜んでいるようでした。
この空間で、福井で育った食材づくしのランチが楽しめるとは特別感あり。ぜひお出かけください。
【生産者さん】
黒龍酒造、奥井海生堂、トキクリエイト、生商、かど七、越前河野 さへい、ワトム農園、インスフィアファーム、竹内農園、志野製塩所、カガセイフン、伊自良たまご、野村醬油、とば屋、ラブリー牧場、大麦俱楽部、陶房 遥 吉田信介、漆林堂、ろくろ舎、井上徳木工、山岸和紙、丸廣意匠
【ESHIKOTO】2022年6月、黒龍さんの新ブランドと新施設ついにお披露目。福井が世界に誇る壮大なプロジェクト始動。スケールが違う〜!どえらい物ができました
「cadre(カードル)」福井県食材を用いたモダンフレンチ。旧福井銀行をリノベーションした建物は清楚で優美。どんどんパワーアップ!